また昔の夢を見た。

寝起き最悪。




ベッド。
薄明かり。
甘い香り。

湿った音。
甘美な嘘。

長い黒髪。
白い肌。

食い込む指。
夢中になる闇。


シャワーの音。
優しい微笑み。


嘘と演技に囲まれた夢の国。




あー。やだやだ。
最近は夢ばかりみる。


どうせ見るならいい夢がいい。




過去を再生する様な夢なんかみたくない。
夢を見た。

あの子の夢を見た。


すごく好きだったけど、だからこそさよならしたあの子。



今では別の人と幸せなのを知ってるのに


夢では僕を誘う君。




僕は卑怯だから




夢で君にささやく




『嘘だと言って』


『別の誰かを好きだなんて言わないで』




あの時言えずにいた事を夢で言う僕は卑怯。