もう今年も残りわずかですが、2015年を振り返ります。
今年は貴重な「暦通りに休める年末年始」のため、久々に来年に向けて種牡馬やコース別の検証をどっぷりと行っています。


【総括】
2015年の収支は、2013年以来の年間マイナスに転落。
2009年~2012年まで年間プラス後、昨年持ち直したものの、今年は最後までリズムがつかめず。

また、特に後半からまともに予想できなかったこともあり、賭け金総額も近年最少(過去最高の2012年の20分の1)でした。


【敗因】
今年の敗因を統括すると「勉強不足」「ブログ予想を休む勇気がなかった」「軸馬選択のメリハリがない」の3点に集約されます。

(1)「勉強不足」
「種牡馬やコースの検証」「走っている血統や枠などを毎週地道に調べる」など、これまで当たり前にやってきたことを十分にこなせず。
競馬だけの話ではないですが、日々の勉強を怠っていて勝てるほど現代の競馬は甘くありません。
競馬に参加できなかった日も多く、「レース自体を見て、映像から次につながりそうな馬を探す」作業も不足していました。

先日の土曜予想で書いた「ターコイズSが重賞になったのを予想当日に知った」というのが、いかに週中に競馬のことを考えられなかったかを象徴しています。

冒頭に記載のとおり、第一歩として、この年末年始を利用していろいろと検証を行っています。
大事なのはこれを「継続」させることですが、これができなかった場合は・・・で、「(2)」に続きます。


(2)予想を休む勇気
私は2000年以降、週単位で予想を休んだのは1週のみです。
この流れで「週1個ぐらいは予想を」と思い、上記「勉強不足」の状態でもダラダラ予想を続けてしまいました。
予想をアップするからには万全な状態で臨むべきで、これができていない場合は予想を週単位で休むことも視野に入れます。


(3)軸馬選択のメリハリがない
ここのカギは「軸馬の人気」です。

軸馬の平均人気からみると、以下のように今年は明らかに守りに入っています
以前:7~8番人気
今年:5~6番人気

かといって、3番人気以内を軸にすることも少なく、約8割で4~7番人気を軸に選択。

「時には3番人気以内を軸に、時には8番人気以下で攻める」のようなメリハリのある予想ができず、ある意味中途半端な穴馬を年間通して軸にし続けた結果、「一撃必殺」の馬券を仕留められず。

9番人気以下の穴馬を軸にした回数も少なく、感覚的には、以下のようになります。
以前:3回に1回の割合で、9番人気以下が軸
今年:10回に1回の割合で、9番人気以下が軸

例えば2009年は、約4割が9番人気以下軸でした。しかし、今年は19回しかなく、かつ12番人気以下は1回もなし。
有馬記念のアドマイヤデウスの11番人気が、一年間の軸馬の最低人気です。
このアドマイヤデウスより人気薄を1頭も軸にしなかったというのが、全く攻められなかった今年を象徴しています。

4~7番人気を軸にするのが悪いとは言えないものの、ほとんど毎回このレンジではメリハリがないと言わざるを得ません。

この点は、霜月Sでマルカフリートかピンポンで攻められずに外した際に気づかされました。
この霜月Sは、高松宮記念/スプリンターズS(ともに軸4着)や、関屋記念(コメント欄予想のみで、正式予想にできず3連単を逃す)と並んで、今年悔しかったレースの5本に入ります(あと一つは長篠S)。悔しさは転機にしなくてはいけません。

その後、カペラSでは人気のキクノストームを軸にしたり、阪神JFでは穴の10番人気・ウインファビラスを軸にしたりで、少しずつ改善を計っています。有馬記念は11番人気のアドマイヤデウスで攻めて失敗でしたが、阪神JFは反省前ならばアドマイヤリードかクロコスミア軸で外していたと思います。

今年守りに入った一番の理由は、「予想レースが少ないがため、ハズレを恐れ、回収するよりも当てたい願望が強かった」ためです。
的中率を上げたい誘惑に負け、無難な穴馬を購入し続けた結果、中途半端な結果になってしまいました。


【対応】
(1)(2)について
「毎週の馬場やコース、血統の検証」「3ヶ月に一度程度の種牡馬やコースの傾向の検証」
など、当たり前にやるべきことをやり続けます。
逆に、できていない場合、ブログ予想を週単位で休むことを考えます。

なお、時間が取れなかった原因は、主に2点。「仕事」と「育児」です(前者は2012年以降継続的にですが・・・)。
これはどうにもできない時期や事情があるのも事実です。
ただし、極力時間を取れるように工夫し、時間が取れなかった場合は休むと割り切り、予想するからには自身の100%が出せるようにしたいと思います。


(3)について
敗因欄記載の通り、軸馬の選択にメリハリをつけます

例えば、9~10番人気以下の馬は、単純には3着以内になる確率は約10%のため、今の予想数ならば1ヶ月的中ゼロというのも十分にありえます(12番人気で3着以内率5%程度)。ただし、ここを恐れて守って失敗したのが今年のため、来年は一ヶ月不的中が続いても構わないぐらいの覚悟で攻めます。逆に、時には2~3番人気の馬を軸にして、相手に穴馬を並べるなど(特に1番人気が危うく、穴馬が多数いる場合)、メリハリをつけていきます。


あとは、今年は3着軸の馬が、2着や4着になるのが非常に多かったため、3着に収まるのを来年は祈り(?)ます。
(全体で3着が11回に対し、2着が17回、4着も16回。特に重賞は3着が3回の反面、2着が7回、4~5着が13回も)
また、タイセイサミットやサンライズメジャーなど軸馬が直線で吸い寄せられるように詰まる流れも変えたいです。

まとまりませんが、今年も一年間、ありがとうございました。