今週から、競馬場別馬場予想を、発行予定のメルマガに移行しようと思っていたのですが、準備不足のため(メルマガの出し方とかまだ調べられていない)、今週は今までの形態でいきます。


先週は(も?)、痛い軸4~5着や相手抜け、ミス予想などで平凡な成績。悔しかったのは、日曜の信越Sと桂川S。


信越Sは、土曜の新潟芝で、初ダートをはじめとして前走ダートの馬が複数激走していたこともあり、ダート路線で実績を残してきた注目血統のアウトクラトールを選択。直線で外からアウトクラトールが伸び、相手本線のケイアイアストンが内から抜け出そうとするのを見て、残り1頭はブルーミンバーでもサンダルフォンでもどちらでも良いと思ったが(グランプリエンゼルならNG)、肝心のアウトクラトールが最後伸びを欠いて5着に沈没し、複勝も取れず。あとで、もっと単純に考えて「前走ダート」の1着馬ブルーミンバーを高評価できなかったのかと悔やんでも後の祭り。


桂川Sは、ナイアードを軸にできなかったことがミス。近10走ぐらいミスクリアモンがハナを譲っていないことや、ナイアードの四位騎手は、折り合い重視で無理に競りかけるタイプではないと判断したため、2~3番手の外を回る競馬になる可能性の方が高いと考え、次点に評価を落としたのが大きな誤り。「外枠だったので、中途半端なレースをするよりはと思い、思い切って行きました」との四位騎手のコメントがありましたが、腕を見くびっていました。2着のトーホウシンバルは、内枠とはいえ阪神1400mがベストと考えていたこともあり、京都の高速芝決着に不安があるのではと思って評価を下げていたので、どちらにしても相手抜けではあったものの、せめてナイアードの複勝は取らなくてはいけないレースでした。


反省を生かし、次週は後悔の少ない予想をしていきたいです。


なお、菊花賞については、何度予想しても取れない配当のため、こちらはあきらめがつきます。天皇賞(秋)は、現時点では休み明けで人気を落としそうなペルーサ、あとは人気どころではダークシャドウに期待しています。

それでは今週の数少ない馬券を以下に。


・日曜新潟12R(3連複8520円、ヴァンダライズ複勝380円)
馬場傾向と血統が合致したヴァンダライズの快勝。ただし、4着馬がスムーズな競馬をすることができず、配当が下がった上に本線で取れなかったのが残念。

sperの3着流し sperの3着流し


・土曜東京9R(リープオブフェイス複勝350円)
1番人気のキョウエイカルラ抜け。差し馬独占にヤマを張ったが、思ったよりペースが上がらずに上位評価4頭が2、3、4、5着という悲しい結果に。

sperの3着流し


馬場予想を以下に記載。


・東京芝
雨の影響もあり、スタミナが要求される状況。ジャングルポケット産駒が[2 2 0 3](それも4頭とも人気薄)、サクラローレル産駒が10番人気以下で2度好走しているのが象徴的。短縮や、前走ダートという馬も好成績だった。また、土日ともに逃げ馬もが内を避けるような馬場。皆外に出すことで、枠の有利不利は小さかった。ただし、今週はBコース変わりに加え、G1では馬場をきれいに整備してくる傾向にあるため、急に内枠有利になる可能性も十分。土曜の競馬に注目したい。


・東京ダート
11R中10Rで3番人気以内が勝利と、馬場は荒れたが馬券は荒れず。半数以上のレースで短縮の馬が勝利しているが、人気薄が走っていないので回収率は目立たない(逆に、3番人気以内の短縮の馬は[6 1 3 3]と好調)。1400m、1600mは、年間傾向通り中~外枠優勢で、1~2枠は先週[0 0 0 23]と全滅。


・京都芝
雨が予想より早くあがる。菊花賞の勝ちタイムを見ても、雨が多少残った良馬場でも相変わらずの高速馬場。臨戦的には高速馬場で短縮の長所が生きにくいため、1800m以下で短縮が[0 3 0 19]とあまり決まらず、同距離が[4 2 3 23]とリード。スワンSも、中距離に適性を見せている馬よりは、1400m以下である程度のスピードを証明している馬の方が良いかもしれない。なお、まだ内は大きく荒れていないので、内枠の方が良い。


・京都ダート
先週はとにかく堅い決着続きで、人気薄の出番はほとんどなし。特に1200mは、ここ最近の傾向通り短縮が嵌らず、同距離[4 3 3 24]に対して短縮は[0 1 1 16]。2009年秋を境に短縮が決まりにくく人気馬の前残りが多くなった中山ダ12に続き、ここも短縮が決まらないコースになりつつあるのか。新潟ダ12もそうだが、ダート1200mで短縮の成績が年々下がっている(※)のが気になる。
※ダート1200mでの短縮の馬の複勝回収率は、2006年が102円、2007年が70円、2008年が80円、2009年が79円と推移した後、2010年が66円、2011年も66円と低迷。ダ12で短縮が決まり続けているのは阪神(複勝回収率88%)のみ。


・新潟芝
前走ダートの馬が土日とも複数穴で激走。短縮の馬も好調。内の馬場は荒れているが、差し有利とは必ずしもいえず、逃げ馬が5番人気以下で4勝もしている。前走で3角10番手以下に控えていた馬が、1番人気3頭コケたのを含めて[0 4 2 43]の複勝回収率37%と低迷しているのも象徴的。枠は、中~外枠重視で大きな問題はなさそう。


・新潟ダート
1200mは、珍しく短縮の馬が数多く好走。ある程度先行できる馬が良い。1800mは明確な傾向が読めず。