土曜中山8Rで安いながらもひとつ当たり、これで一気に上昇へと思いきや、土曜札幌最終での3連複12万の相手抜けと逆戻り、日曜は安い複勝のみ。とはいえ、土曜最終で抜けた馬は未勝利からの格上挑戦で、かつ強調材料も少なく総流しでもしないと苦しかったですが。
調子が上がらないまま迎える秋のG1シーズン。スプリンターズSは、昨年ウルトラファンタジー軸も複勝止まりと思っていたら、ダッシャーゴーゴーが降着したために3連複がついてきた、というラッキーなレース。今年は「ラッキーではなく実力で!」・・・のような格好よいことを書きたいところですが、状況が状況だけにラッキーでもインチキでも何でもよいので高配当的中がほしいです。
先週予想の馬券は以下に。最近は本線で決まったレースは安く終わり、高配当は相手抜けか4着病という流れが続いています。
・土曜中山8R(3連単16450円。3連複4120円×2、複勝280円。複勝と3連複フォーメーションは省略)
内枠の差し馬3頭の1~3着。そして、1着馬と3着馬は「前走新潟芝内枠」の組。ただ、これを当てたことでやや翌日に枠順に固執しすぎ、日曜8Rで「注目血統&短縮実績」の基本要素が揃ったオメガブルーラインを穴印までしか評価できなかったことにもつながってしまった。
・土曜札幌12R(ルリニガナ単勝800円。複勝360円は省略)
軸馬はスタートも決まり、理想の単騎逃げ。注目血統の10番人気ケイツーノースも激走。ただし、サニーエリザベスがクビ差で4着に競り負け、3連複の260倍×2が抜けたのがとても痛い。
その他、日曜阪神10Rのデルフォイの複勝390円、土曜阪神10Rのスマートシルエットの複勝150円も安いので省略します(どちらも外枠だったが相手選びがうまく行かず)。
・中山芝
逃げ馬が揃うレースが多かったこともあり、特にペースが締まる上級条件、短距離で差しが決まっていた。ただし、差しとはいえ外枠有利ではなく、キッズニゴウハンやサクラクローバーが差して勝った芝1600mの条件戦や、内枠の差し馬3頭で決まった土曜8Rをはじめ、前半で内で脚をためて差すパターンの好走が目立った。7番人気のオメガブルーライン、14番人気のショウナンサンガと短縮のワンツーで大万馬券となった日曜8Rをはじめ、特に短距離で短縮の馬が好成績。スプリンターズSは、臨戦よりも単純に逃げ馬に有利なレースであり、最近の馬場の差し指向と近年の傾向のどちらをとるか、メンバーや枠を見て想定ペースを判断してから考えたい(ここ2年ぐらい、安田記念やスプリンターズSなど短距離路線は外国馬ばかり軸にしている気が)。
・中山ダート
先週珍しく1200mで短縮が決まっていたが、今週は[1 0 0 15]と今ひとつ。16頭のうち、1番人気が1頭含まれているとはいえ、ほとんどが超人気薄。ただ、同距離が[2 4 4 30]だけにやはり狙いやすいのはこちら。中でも外枠先行馬が良い。1800mは、5番人気以内で1~3着を占めたレースが多く堅いが、1200m同様に、延長[1 1 0 24]、短縮[0 1 0 6]に対して同距離[4 3 5 30]と、同距離馬の好走が目立つ。ただし、どちらもあまり荒れていないという意味で、積極的に買いたい条件ではない。
・阪神芝
ケイティーズジェムやアグネスワルツなど、土曜日に軽視した内枠馬にやられたが、1~2枠は土日通して[2 0 0 28]で複勝回収率11%と、内枠不利な状況は変わらない。次週も中~外枠重視で。脚質的には中団ぐらいにつけられる馬が有利。タフで短縮も狙える。
・阪神ダート
先週は良馬場だったため、単純な前残り馬場に。1400m以下の短距離は、15番人気のヒノデボベーダの2着があったものの、基本的には人気の先行馬が崩れず。ウィキマジックとインペリアルマーチの人気2頭の先行馬で決まった大阪スポーツ杯がその典型。単純に前に行ったもの勝ちであり、臨戦の差はあまりない。ただし、シリウスSが行われるダート2000mは逃げ馬や内枠に不利な舞台であり、このレースは単調な逃げ馬よりも、中団~やや前につけられるような馬を重視したい。
・札幌芝
馬場が荒れてきて、徐々に外有利に。「1500mはさすがにある程度内が良いのでは」と判断して予想した日曜の自身の見立ては誤っていた。ただし、外枠の成績が伸びてきたとはいえ、連対馬の約8割は逃げ先行馬であり、外枠でも前につけられる馬の方が良い。例えば、日曜メインのSTV賞も、1~3着は3角の時点で2番手、5番手、3番手と前につけていた馬。札幌2歳Sは、2歳戦だけにスローで逃げたり揉まれず先行押し切りなどで勝ってきただけの馬は軽視するが、他は基本的にはある程度前につけられる組を。
・札幌ダート
1700mは、今開催ずっと続く中~外枠、先行馬有利。次開催の東京ダートをはじめ、「今開催の札幌ダ17の内枠で力を出せず負けた組の巻き返し」というパターンが使えるかもしれない。ただし、このコース自体を直接予想として生かせないのは、頭数が全く揃わないレース(ひどいのは10Rなのに6頭立て)が多いため。1000mも年間傾向と変わらないが、こちらも頭数が揃わず買いにくい。