先週は一言で表すと「数だけ」の結果。


11R中6Rで軸馬が3着以内だったものの、相手馬としては夏至Sと宝塚記念が1、3番人気、船橋Sが1、2番人気と非常に堅く、土曜阪神最終が相手抜け。
軸馬好走率だけで「11戦6勝」などとは当然言えず、「11戦2、3勝」程度な印象です(特に、土曜函館8Rが痛い)。

今開催は、最後まで不完全燃焼で終わってしまいましたが、次開催は比較的相性の良い京都ということもあり、中山や函館芝とともに馬場をつかんで巻き返したいです。


以下今週予想の馬券です。宝塚記念の3連複×2と複勝、夏至Sの3連複と複勝、船橋Sの3連複×2と複勝、土曜阪神最終の複勝、日曜函館8Rの単複、土曜函館12Rの複勝は省略します。


・土曜函館12R(3連複12590円×2)

まさに教科書のような「内枠、先行」決着。特に、3着馬の藤岡佑騎手の冷静な騎乗が光る。騎手買いは基本的にしないが、それでも函館芝では最も注目すべき騎手(特に芝12)。
sperの3着流し sperの3着流し

・日曜函館8R(3連複7180円×2)

1~3日目の函館芝を見て、優先度を「内枠>逃げ先行」から「逃げ先行>内枠」にスイッチしたのが功を奏す。馬場を観察し、修正しながら的中できたレースで、先週の中では最も予想に満足がいくレース。ただし、クビ差届かず3連単を逃したのは痛い。
sperの3着流し sperの3着流し

・日曜中山11R(3連単10760円)

ほぼ思惑通りの楽な展開。3連単は単なる運なのでおまけ。1800mの大外枠なのに、1コーナー過ぎで最内にワープしていた後藤騎手の絶妙な騎乗に脱帽するばかり。
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・中山芝
土日通して8番人気以下が馬券になっておらず、全馬ベタ買いの平均が単複ともに51円という非常に堅い週。1番人気の降級馬は4戦4勝とパーフェクトで走っているあたりも堅い要因。人気薄の入り込む余地が小さく、傾向が見えにくい。通常より枠の偏りも小さい印象だが、それでも外枠有利ではないので、基本は次週も内枠重視で組み立てる(特にスローが予想されるレース)。臨戦的には、同距離が3着以内率12%、複勝回収率17%、延長が3着以内率21%、複勝回収率39%に対し、短縮が3着以内率31%、複勝回収率82%と短縮はそれなりに決まってきている。


・中山ダート
1200mは「2009年9月以降で短縮が決まらなくなった」と以前書いたが、今開催は短縮も健闘。先週は、同距離が3着以内率16.3%、複勝回収率87%に対して、短縮は3着以内率21.7%、複勝回収率56%と安定感は短縮の方が上位。とはいえ、短縮は回収率56%止まりであり、かつ1番人気になった短縮馬は6頭中1頭しか馬券になっていないように、「短縮は買い」までには至っていない。
1800mは降級戦の馬が[2 2 0 1]と好調で、その中には日曜8Rの7番人気1着アリガタイをはじめ4番人気2頭、3番人気1頭が入っている。ただ、全体的に偏りが小さく、狙い撃ちしにくい。


・京都芝
間隔が詰まっているが、開幕週。オーソドックスに内枠や先行馬を重視。


・京都ダート
短距離は、短縮もしくは血統的に注目な同距離の馬から。1800mは様子見。


・函館芝
WIN5キャリーオーバーの一番の立役者ともいえるエンシャントアーツをはじめ、11R中6Rで逃げ馬が残る「行ったもん勝ち」の馬場。差し馬もそこそこ馬券になっているが、6枠より外の差し馬は[0 0 1 17]のように、外枠からの差しは苦しい。次週に向けては、第一に優先するのは前に行けることで、第二は内枠。
他では、血統的にキングヘイロー産駒が2勝、スターオブコジーン産駒が単勝万馬券、リンカーン産駒が4頭いて3頭、アドマイヤマックス産駒が3頭いて2頭馬券に絡むなど、リーディング上位ではない血統の馬が多数好走している。


・函館ダート
1000mは3枠以内の勝ち馬がおらず、年間傾向の外枠有利に戻った印象(1~2枠からも馬券になる馬は出ているが)。土曜の8枠馬のツクバグローバルはあと一歩だったものの、次週も狙いは同じで。1700mは8R全て3番人気以内が勝利と堅く、面白みがない。1000mが5R中3Rで、1700mは8R中6R逃げ馬が馬券になったように、前に行っておきたい馬場。


最後に、6月が終わったので、ひとまず区切りということで上半期のブログ予想の成績をまとめます。


■軸馬成績
[20 22 32 203] 3着以内率26.7% 単勝回収率96% 複勝回収率109%
最大連敗(4着以下)数:16(6月) 2番目は10

単勝が100%を超えないのは例年通りなので、特に問題はありません(むしろ96%なら大健闘)。ただし、複勝回収率は4月、6月の不振で少し数字を落としてしまいました。それでも、軸馬連敗数は昨年2度記録した30ぐらいよりはだいぶましで、少し改善されました。

ちなみに、競馬場別だと、ダントツで成績が良いのは3着以内率32.9%、複勝回収率166%の東京。悪いのは阪神で、3着以内率18%、複勝回収率51%です(昨年は阪神が武器でしたが・・・阪神ダートの傾向が多少ここ1~2年と微妙に違うのが原因と考えています)。


■ブログ基本買い目成績
最もオーソドックスな買い目である「軸 → 本線、穴 → 本線、穴、次点、おさえ」の3連複フォーメーションの成績は「的中率12.6% 回収率134%」となります。

ワイドで例えると2~3点買い(さらに3連複では3頭目の相手抜けも発生する可能性あり)とほぼ同等の買い方ということで、的中率については3連複をこの点数&穴馬軸で買っている限り、今後もせいぜい上がっても15~19%ぐらいが限界です。
よって、複勝、もしくは3連系馬券を複勝代わりに多額で買うなど、的中率をサポートする馬券を今後も併用していきます。


■実馬券の成績
以下が、上半期の実馬券の成績です。複勝代わりの扱いも兼ねて、勝負どころでは3連単150~300点買い(もしくは3連複50~60点買い)を仕掛けているため、回収率はブログの基本買い目よりも複勝の回収率に近づいた値になります。
sperの3着流し
3月中旬から変則開催になり、それに対応しきれずに4月は超不振。5月に巻き返したと思いきや、すぐ6月にまた落ちと、今年初期のような安定感が戻りません。また、1~2月は馬場が読めたので、1日に10R以上買うなどガンガン勝負をかけて賭け金を投入していましたが、4月以降は開催が変則な上、天候が安定しなかったこともあり、購入金額が6割程度に減っています。

昨年は、夏開催はずっとマイナスで、9月の阪神から巻き返しましたが、今年は一昨年の小倉のように馬場が読めて武器にできるような条件を早く見つけて、夏開催も勝てるようにしたいです。