今日は思わぬ形で夜時間が空いたので、中山芝1600mの傾向研究をやります。とはいえ、このコースは昨年一度検証したので、ほとんどはその焼き増しですが・・・。データは、2007年以降の500万下~重賞までのものです。
【枠順】:内枠有利
コース形態上、内枠有利が有名なコース。有名ではあるが、それでも結局上記のように明確に内枠有利で、かつ穴も多い傾向。やはり、このコースは「迷ったら内枠」は誤っていない。特に、開催前半は上記よりさらに内枠有利の傾向が強まる。
【臨戦】:開催前半は同距離、開催後半は短縮有利
開催を通じた結果。基本的に短縮、同距離の成績が良い。
開催前半は、同距離が複勝回収率107%、3着以内率26.3%とトップ。
開催後半は、短縮の馬が複勝回収率96%とトップ。
【血統】:瞬発力勝負の血統の成績が2010年に向上。特注はゼンノロブロイ。
2009年までは、主に持続的な血統が好成績だった。しかし、2010年は瞬発力のある血統の成績が向上。中でもコスモネモシンがフェアリーSで激走したゼンノロブロイ産駒が[4 1 0 4]の3着以内率55.6%、複勝回収率166%と破壊力抜群。今後古馬になったらどうか不明も、しばらくは注目。アグネスタキオンや、サクラプレジデントなども瞬発力血統ということで、特に2010年に成績が向上している。ダンスインザダークやマンハッタンカフェなど、サンデーサイレンス系の中でスタミナ寄りの産駒はもともと本コースと相性が良い。スタミナとパワー(と最低限のスピード)をもつシンボリクリスエスやブライアンズタイムの成績も良い。
サクラバクシンオー、マイネルラヴなど、軽いスピードで勝負するような産駒の相性はあまり良くない。