暦ははや長月 ハーベストムーンの月明かりは

煌々としてやはり秋は月が季語だと実感

今晩も美しい月影です



重陽の節句は夏と秋のあわいを愛でたい〜

月明かりでもかなり不細工な着せ綿 苦笑

日中の暑さが残って夏バテかな



週末に改装なった喜多能楽堂へ

松羽目は鮮やかになり舞台は張替えたようでピカピカ

又年経ればすがれて趣きが出るでしょう



〜隅田川〜 様々な演出がありますが

供養塚や子方を出さず舟の作り物だけ

舞台がスッキリとして東下りの隅田川の風情に

想いが広がりました

シテの所作は鋭く足の運びが美しい

四拍子も緩急強弱があり謡を引き立てていました

地謡の『人間愁ひの花盛』  心に沁みる文言です

子供の死を弔った母親は都に戻ることが出来たか

気になりました

逆縁は何よりも哀しいものです

でも人商人に連れられ隅田川の辺りで亡くなった

幼き者を葬い正命日に大念仏を唱える土地の東人達

その優しさに救いを感じました


 〜名にし負はば都鳥も音を添へて南無阿弥陀〜〜



夏仕舞い  欠氷玩具器も終わりにします

でも薄氷は瞬く間に溶けま〜す