立冬に入り山茶花が咲き初めました
茶花にはならないので残念ですね


落葉を踏みながら東博へ


ようやく展覧会へ出かける日常になりました
会期が終りかけていたので日時指定ですが
それなりの人出でした


不滅の宝燈だけが撮影可でしたが
最澄を開祖の延暦寺の歴史絵巻を観るよう
天台宗が広く伝播され各地の仏像なども展示
もっと古文書等がスラスラ読めたら良いな〜
といつも想います
根本中堂の改修が済んだらお参りしたいです


里にも降りてきた紅葉〜 近場で紅葉狩り
山辺の散策をしたいところですが中々です


亥ノ日 茶道では炉開きでお正月に当たり
亥は水の運気を持ち火の守り神でもあるので
開炉や炬燵などを設える習わしですが
段々生活習慣が変わり死語になるかも〜

亡くなった師は亥ノ月亥ノ日には
粟善哉を振舞って炉開を祝いましたので
練切りのウリ坊も作り偲びました


霜月に入りとても心に叶った能を観ました
頼政は世阿弥の三修羅中の名作で
能の象徴的表現力に溢れていて宇治の里の
春景色や月までも出現させます
動きの少ないシテですが昭世師はくつきりと
した表現力は素晴らしく余韻が残ります


何年か前ですが宇治平等院へ旅をし
頼政が辞世の歌を詠み自害した扇の芝を
想い出しました
〜埋もれ木の花咲くこともなかりしに
     身のなる果ては哀れなりけり〜

我が子が討たれた老武者の悲惨さ
しかし戦略家として名を残す執念を感じさせ
地謡も勇壮さにあふれとても印象的な
観能になりました