英国のEU離脱の余震は、ますます迷走していますね
こういう混乱の間隙をねらってかのトルコの空港テロ!
世界的規模の異常気象、本当に先行きが不安です
そんななかで、久しぶりにチェロコンサートへ
しかも能楽堂で出会う中東&邦楽器というタイトル
とても楽しみでした
チェリストも初めてでしたが、バッハの無伴奏3番などは
とても軽々とした心地よい演奏でした
珍しかったのは、イランの打楽器「ザルブ」や「ダフ」
楽器の説明は難しいのですが、ザルブはまるで大鼓みたい
ダフはタンバリン型で薄いヤギ皮が張られていて
とても繊細な指使いで揺らすのですね
いかにも古代から宗教儀礼に用いられていたと想わせます
尺八も加わって合奏、チェロとも不思議に溶け合って
まさにシルクロードの音色!
いま激動の中東ーペルシャの古典音楽の世界はこんなにも
豊饒な響きに満ちていたのにと思うとー
なんとも残念でしかたがありませんでした
能舞台にコラボを超えた新しい創造の音楽に
アラベスクの文様をみる想いでした
やはり、晦日の夏越しの祓いは、水無月!
夕食後になったので、夜半の一服になりましたが
半年の禍を祓い、これからの酷暑を乗り切るためにもー
年の瀬に向かい、どんな想定外が待ち受けているのか
心して過ごしたいものです
夜の木槿は萎れかかってしまいました
明日は文月、氷室饅頭を食べる習わしですが
氷も無病息災の願望がこめられていたのですね