週末になると低気圧! 今夜は雪になる予報で早朝に散歩
いつも仲良しの犬友とご挨拶、相変わらず小枝をガリガリー
ポツポツ氷雨をものともさず熱心なことー帰えろうよ!
毎日気にかけていた河津櫻、氷雨に濡れての咲き染め!
春の気配を知らせくれる佐保姫のよう、健気ですね
昨年からの江戸三味線の変遷、三回目「邦楽百花繚乱」
まず「助六由縁江戸桜」 女流ばかりの演奏でした
三味線の「ハジキ」という技法が最大限に発揮された河東節
18世紀後半の日本音楽の魅力にあふれた演奏で舞台を
想い起こさせました
助六は櫻景色の吉原の華やぎとともに、心躍る演目ですね
新内「明烏夢泡雪」 元禄のバブルの恩恵を受けられなかった
最下層の庶民感情を慰める音楽と言われています
遊里で門付される「流し} 哀感をおびた語りもので
三味線も素晴らしいのですが、若くひたむきな浄瑠璃が
心に響きました
作者の鶴賀若狭掾の才覚がひかる曲、女郎の浦里のクドキや
忍び返しの塀を乗り越え、助けに来きた時次郎と廓を
抜け出すくだりも、最後はすべて泡雪のごとく夢だったかと
余韻を残していてドラマとしても面白いものでした
心中事件を連想させない工夫なのでしょうね
長唄「隈取安宅松」 「旅の衣は篠懸の露けき袖やしおるらんー」の
前弾は本調子でクズシや江戸カカリなど聞き分けが難しいー
二上りになり篠笛が入り鄙びた趣、鳴り物が女人ばかりで
男子の三味線、歌方とあいまってよかったですね
工夫を凝らした演目で次回も楽しみです
夜半から平地も雪になるらしい! 明日は凍結しませんように!
梅にも見えますが「早櫻」のつもりーで一服しました