立春が明けて、お向かいの白梅 すこし花付きがまばらですが
春告花となりました
梅の開花をみると思いつくのは鶯! 古くから日本人に
刷り込まれている取り合わせ
このころ想う古歌 「雪の間に春はきにけりうぐひすの
           こほれる泪今やとくらむ」二条后
この藤原高子(たかいこ)は業平の恋人で参内なのに駆け落ちしたり
后になってもさる寺の僧侶と親密な仲にーなかなか恋多き女人だったらしい
なんだか痛快ですね!
鶯の擬人化が秀逸で好きな歌ですが、やはり花より団子でー苦笑

「うぐいす餅」で一服、今年は蓬餅で黄味餡
黄粉をまぶすので、形のまずさを誤魔化していますね


先日まで居たわんこが帰宅してしまい、なんとなく手持無沙汰ー
「気動萌始」の春なのにーそれにしても沈鬱なニュースが続きました
今朝のBBCやF2の放送を見ると、犠牲になった日本人への言及が
ないのか気になりました
イスラムを名乗る過激派集団にいいように利用され悲惨な最期
なんとも虚しく遣り切れない気持ちです
数年前やはり2月雪のアウシュビィツを訪れたとき
人間はここまで残忍になれるのかと心塞がる思いと重なります
政治、経済、宗教など世界はますます混迷!
もうヨーロッパでは反移民、反イスラムのデモがあったり
差異、差別の風潮があると報じられています
日本も他人事ではありませんね
誰もが安心できる解決策は容易ではないのでしょう
氷雨から雪になりそうーせめて温かい汁もので
ほっこりしましょう

冷蔵庫の残り野菜で、故里の味「蓮蒸し」です