正月七日は五節句の始め、人日つまり人間の日というのも面白い
元旦より動物の日々が続き、ようやく人になるのですね
この朝は七草粥を食して、無病息災を祈るー
暦に添って暮らすのもなかなか忙しいもの 笑
いまは七草セットが簡単に手に入りますので便利ですね
若菜摘みは、万葉のころからの習わしで歌にも多く詠まれています
鳥追いの囃子歌にあわせて、七草を刻むようですね
大地の芽生え、生命力を貰う呪力が秘められているように感じます
始めは若菜の香りを味わい、そして大徳寺納豆で塩見を添えながら
頂きました 胃にも優しい!
松の内のしめくくりは、花びら餅で一服
年々造りが雑になっているかもー苦笑
今年も試みたいこと多々ですが、もうすこし丁寧に暮らしましょう
残されている時間は大切にしなければーと
さて突然変わりますが、これはエチオピアの台地
延々と人の行列がー
昨暮にみたTVで、この七日はエチオピアのXmasなのです
人々はあの大地を巡礼の旅をして、聖地ラリベラに集まる日がこの七日
世界遺産の教会群は、岩をくりぬいて建立された岩窟教会で映像だけでも
素晴らしいものでした
12世紀、敬虔なラリベラ王が、エルサレムを再現したもの
教会群は迷路のような地下道で結ばれていたり
広大な遺産に見えました キリスト者ではないけれど
巡礼してみたいですね
紀元前からこの日に
行われていた!
6万人の蝋燭が灯り
原始キリスト教の
面影を今も残して
いるらしい!
降誕のクライマックスは
圧巻でした
口々に幸福や天国への道を
そして世界の平和!を願って
懸命に祈っていた
祈りの心の純粋さを感じさせていました
忘れてしまった世界というか
不思議な雰囲気でした
夜が明けて、また何百キロも
徒歩(多くは裸足)で村へ
帰る巡礼者
まだまだ知らない世界が
あるのを実感しました
人々は真夜中の薔薇が咲くのを、キリストの降誕を
肌身で感じたことでしょう