ときどき散歩に出かける宮殿公園の向かいにある国立美術館
マチス展が開催されていたので、出かけました
アンリ・マチス 1869年に北フランス生まれ、1954年に没するまで
殆んどを南仏で過ごしています
ノルマンディー海岸の鈍色の海を見ると、ニースなどの南仏の明るさを
求めた訳が分かるような気がします
画家の仕事ぶりを
描いたフィルムを見ました
デッサンの巧みさにびっくり
一本の線がまるで魔術師のよう
色をのせるブラッシュの速さにも
驚きでした
初期の写実的な作品もありました
色彩の魔術師のような印象が強かったので、あらためてデッサンの画家の様に思いました
1907年の三人のヌード
右はダンスの習作
下はその最終作品
色彩と躍動感に溢れています
いかにしてマチス的手法を
創り上げてきたかが
よくわかる展示で面白かった!
習作が時数的に並べられた作品
ファイナルペインティングに至る
作品群は壮観でした
晩年は、自然のなかに身をおき
寄り添うスローライフ!
解説ではいつも静寂を愛し
考える人、そして現代絵画の
扉を叩いた画家と言っていました
とても優れたキュレイターの
展示で感心しました
この「眠れる少女」
一年かけて描かれたのですね
晩年近くの二作品も素敵でした
「赤と黄色のインテリア」
個人的には黄色の色彩が
好きですね
これらを見ても
デッサン力の
素晴らしさが
印象的でした
常設はフリー
企画展は入場料が
かかりますが、見応えあり
再度入場できたので
カフェで休憩して
しつかり眺めてきました!
しばらく残像を愉しめましたよ
マチスのこと、もうすこし
関心を持ちたいものです
パリの美術学校で
ギュスターブ・モローの指導を
受けたと記されていました
モローの「サロメ」大好きで
色を紡ぎだすような色調に
魅惑されてきました
感覚的な自由な色彩という点で
共通項があるのでしょうか
帰国したら何か本を
読みたいと思います
真鍮のオブジェが、廊下に無造作に展示されていました
もう一度、常設をゆっくり見たいですね
帰路、これまで心に残っている絵画を再び訪ねる旅もいいなーと
残り時間もすくないというのにね 苦笑