春と冬の狭間を揺れている日々!

まだ北陸や東北にかけては雪だるまマークがー

三八豪雪に匹敵するこの冬!あの豪雪のときは

帰省していて、汽車が運休になり仕事場に戻れなくなって

やきもきしたものです

文豪の「国境のながいトンネルを抜けると雪国であったー」

帰省するときの感覚、雪原が見えてくると何か安堵感をー

故里に戻った感慨を懐かしく想いだします


最近読んだ、小説の中の四字熟語を書いた本にある「雪国」では

「無為徒食」を、あまり四字熟語を使わない川端康成が

3度も主人公島村の枕詞のように書いています

無為は何もしない!徒食はただ食べるだけ!

自戒もこめて何か気になるこの言葉!考察は後にして

この無為徒食の一日を追ってみます 笑


折々の言の葉


公園では春の草花を植えています、若い庭師が多いですね!

そうだガーデンセンターへ行こうと思いつきー

折々の言の葉

色とりどりの草花!しばし眺めまわります

夏は留守にしがちなので、樹木はいつも枯らしてしまいます

やはり一年草か球根のとれる花になってしまいますが

あまり種類があると中々選べない!


折々の言の葉


チューリップと小花を寄せ植えに、すこし春の彩になったかな

帰り道に立ち寄ったテールーム


折々の言の葉

古い洋館で、公園の一角にあります


折々の言の葉


他の方のアフタヌーンティー!撮ってごめんなさいね

甘いケーキが苦手でも頂けそうですね、つぎの機会に!


折々の言の葉


いつものように、テラスで薔薇ソフトクリームを、130段の階段を上ってくると

より美味しく感じますよ


折々の言の葉



隣の薔薇園もきれいに手入れされています、こんなに短いけど

五月ごろには見事な花を咲かせるのですから

植物の生命力って素晴らしい!日々の生育を観察するだけでも

元気を貰える気がしますね


折々の言の葉

帰宅後、新しいりんごを置いたら、再度のご訪問!かな

日永を過ごすよき話相手?かもね!


さきほどの「無為徒食」 四字熟語としては中国にはないとー

無為は老荘思想のキーワードで、最後には、為さざること無し!

人為的な行為を捨て、自然な生き方に帰ることに価値をおき

何もしないことの方が、はるかに意義深いということらしいー

でも何か奥義がありそうですね


徒食は、徒に注目すると「虚しさ」や美しき徒労に共鳴するーと

この哲学的意味は難しいけれど、世俗的な価値観の否定と

役にたたないゆえの美!徒花のように実を結ばないゆえの美が

溶け合った熟語らしいー とても難解だけど

日本的な心情というか非現実的な魅力が感じられる四字熟語!


勝手流に解釈して、平常心で何事にも動ぜず

無為徒食を愉しむのが、凡人のできることかしらと

思い至った春の晴れ間でした


   「春浅し はなの彩 悦びて

            鳥影みえし 長閑けし日永」  みみ卯