この冬一番の寒波で、北海道ではー30度近くの低温!
冷蔵庫どころか冷凍庫のようでしょうね
-10度の雪山で、アイゼンを外すのに、つい素手で触り
軽い凍傷になったことがありましたもの
つららも要注意ですね
この冷気の朝、歌会始のTVを観ました
今年の御題は「岸」、昨年の一月には発表されていたわけですが
その後の大震災!誰も想像できなかった惨事に想いを
馳せた歌が多かったです
なかでも皇后さまの御歌、心に響きました
「帰り来るを 立ちて待てるに季(とき)のなく
岸とふ文字を歳時記に見ず」
海に向かい立ち尽くす被災者の姿にだぶります
華子妃も「被災地の復興ねがひ 東北の
岸べに花火はじまる」
元気を与える花火、鎮魂のおもいも込められています
皇太子妃は御歌だけでお出ましではありませんでしたが
良い歌を詠まれるだけに残念ですね
ご高齢の天皇陛下や常陸宮さまが揺るぎない姿勢を
保つていらっしゃるのに感服しましたが
やはり体力的にご無理なのでしょうかー
御題小謡 すこし読みづらいですが、この国ハ―とはじまり
観音の住む補陀落の南の岸ー天変地異が起こるとも
草の岸、美しき岸は揺るがじと救いの御手が差し伸べられると
謡っていると思いました
この神歌は翁の演能のかわりに謡われるらしいです
毎年応募している落選歌で、恥ずかしいのですがー
「太古より雫をあつめ 氷河湖の
岸に微笑(さく)花 山上にあり」
心落ち着かないまま、なかなか詠えなくて
モンブラン山麓で過ごした昨夏に
ラックブラン、白い湖(2352m)で眺めた峰々と
可憐な高山植物に心打たれてなんとかー
9月帰国して慌てて投稿しました
はじめて応募したのは[時」 もう10年も前で21世紀がはじまるとき
海外に居たので、よく分からずとにかくワープロ打ちで送りました
受領したという知らせと、書式(半紙に毛筆)を改めてもう一度
出してくださいとのことでした
慌ててチャイナタウンで半紙を買いました
応募作は天皇陛下が目を通されるので、綴じやすいよう
一定の書式が必要だと書いてあったと思います
何だか感心したというか、住所が郵便番号と宮内庁だけ!
それも驚きでした、懐かしいですね
「一炊の夢のごとくに 時過ぎて
新たな世紀へ扉あけなむ」
その落選歌ーでした 笑
来年は「立」 かなり広がりのある御題ですね
いまからこころがけましょう
右手のモンブランは少し雲がかかりましたが
大きな山塊を映す湖、氷の海の流れなど
夢にも現れる絶景でした!