にょんもー♪


今日は久々に本のご紹介ですハート

今回は、私にしてはちょーーーーーーー珍しいジャンルの本!


源氏物語が面白いほどわかる本〈上〉 (中経の文庫)/出口 汪

¥650
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源氏物語が面白いほどわかる本〈下〉 (中経の文庫)/出口 汪

¥600
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この本をお借りしたのは2つ動機がありまして。

ひとつは、せっかく日本人なのに源氏物語って全然知らないんだよな~と前々から思っていたということ。

そしてもう一つは、この本の著者・出口汪さんが東進ハイスクールの講師で、私もその昔この方の講義を受けたことがあるので、懐かしいな~という想いから、でしたsei



しかーし!
開いてみたらなんだか教科書みたいな書き方…汗

と思って最初ちょっと抵抗感があったのですが、
読み進めてみるとビックリ!


めーーーーーっちゃ面白かったです!!aknキラキラ


背表紙に書いてある「マンガより楽しく読める!」というのは本当だと思います♥akn♥

学校で教わるときもこんなふうに話してくれたら絶対みんな古文が好きになるのになぁ~と思えるほど。


今までの私の源氏物語のイメージは「プレイボーイ・光源氏の色恋話」というイメージしかなかったのですが(それも間違いではないけどakn
この本では物語を色んな視点から読むという面白さを教えてくれています。



 たくさんの女性に言い寄る源氏の心の奥には何があるのか?

 父・桐壺帝は本当に息子の秘密を知らなかったのか?

 想い人を待つしかない女性たちはどんな想いでこの歌を詠んだのか?

 この時代における<救い>の考えとは?
 なぜ女性たちはそれを求め、源氏はそれができずにいるのか?



等々…
きりがありません(・∀・)♥akn♥




ちなみに私はが好きなシーンは、ベタだけど、源氏が須磨へ旅立つときの幼い紫の上とのお別れシーン。

特にワザの効いた歌ではないけれど、和歌ってこんなに美しいものなのか、と知ったシーンですハート♪☆


***

生ける世の 別れを知らで 契りつつ
命を人に かぎりけるかな

 生きている間に別れがあることを知らないで、命ある限り分かれまいと、あなたに何度も約束したものでしたね。



惜しからぬ 命にかへて 目の前の
別れをしばし とどめてしかな

 惜しくもない私の命と引き替えに、目の前のあなたとの別れをほんのしばらくでも止めてみたい。

***




日本人としての教養を深めたい方、現代小説とはちょっと違う世界に触れてみたい方、オススメですakn♥akn♥