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【 テーマ「かこ」について 】


「かこ」では、私が2008年9月に経験した交通事故について綴っています。


 私自身がこの貴重な経験を忘れてしまいたくないから。


 毎日毎日起こり続ける交通事故、そのひとつひとつ痛み・重みを

 少しでも多くの人に知ってもらいたいから。


 そしてこの経験を踏まえたうえで、

 毎日を楽しんでいる人がいるんだということを知ってもらいたいから。



主観とエゴのかたまりですが、お付き合いいただけたら幸いです。


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朝起きて、朝食を食べる。


10時までに看護師さんが検温にくる。


12時にはお昼ごはんを食べて、


午後からリハビリ。


週に2回は楽しみにしているお風呂。


夜ごはんの頃にはヤスのご両親が来てくれて


面会時間終了後、ヤスと少し話して眠る。





平日はだいたいそんな感じ。



毎日笑っていたけれど、

特に楽しみなのはやっぱり週末だった。



週末は毎回、誰か友達が来てくれていたから。



「一度会ったらお友達」精神の私とヤスはお互いの友人とも付き合いがあったので

友達は大抵私の病室に来てくれて、

私はベッド、ヤスは車椅子の状態でお話をしていた。



よく、「無理をしなくていいよ」と言われたけれど、

無理をしているのではなく、

友達が来てくれると嬉しくて元気が出てしまう。


そしてたくさん話して、

相変わらず笑う度におなかの傷は痛んだけれど、

声を殺してたくさん笑った。




友達はみんな私たちの元気そうな姿に喜んでくれた。



彼らが悲しそうな顔を見せたのは一度だけ。


私が看護師さんに全体重をあずけて車椅子に乗り移ったときだ。



私にとっては、それもだいぶ回復したんだよ!と喜ばしいことだったけれど、

初めて見たら、やっぱりショックだったのだろうと思う。






遠いところから会いに来てくれた友達。



会いにはこれなくても、メールやmixiで応援してくれた友達。






たくさんの愛情に囲まれている。



それは、私にとってこの上ない幸せなことだと知ったときだった。