事故に遭ったそのとき、私は助手席に乗っていました。
そして、ヤスは運転手でした。
私が事故直後もぶつ切り状態ですが記憶があるのに対し、
彼は、事故の30分~1時間前から、
事故後4日目くらいまで記憶がありません。
自分が運転をしている車で事故が起きてしまった。
そのショックが大きかったのだと思います。
事故のあと、5日ほど経って、
彼は、彼の父に言われたそうです。
「フユちゃんは、もう右足が動かなくなるよ。
おそらく、右目も見えなくなるだろう。」
そのときの衝撃はいったいどれほどのものだったのだろう。
私は想像することしかできません。
ただ、ショックを隠せない彼に、
私は「あなたのせいだとは微塵にも思っていない」
ということを伝え続けました。
事故から2~3週間経ったあるとき、彼が言いました。
「本当は、あのまま死んでしまった方がよかったんじゃないかとも思ったよ」
私はそれに対し、「とんでもない」と言いました。
「久しぶりに食べたケーキがすっごくおいしかったりとか、
友達がお見舞いに来てくれたりとか、
こうしてヤスと今話していることとか、
今、私にはいっぱい <幸せ> がある。
あのとき死んでしまっていたら、
この幸せを知ることができなかったんだよ。
私は生きていて良かったよ。
ヤスと一緒に、生きていられて良かったよ。」
彼はその言葉に納得してくれたようでした。
彼も私に負けじとポジティブなので(笑)、
落ち込んでばかりいるより、前を向いてがんばろう!と思ってくれたようです。
…でも、
実際には、今右目はしっかり開いているし
足だって、杖はついているけれど歩くことができるし
これも8割のラッキーと2割の顔晴りのおかげです
今日もSmile日和だよんっ