私の体調が安定してきたのは、もうすぐ結婚予定の彼の存在が大きいです。
彼とお付き合いする前に自分の障害のことは伝えたのですが、それでも私と付き合いたいと言ってくれたことがまず驚きでした。
とはいえ、付き合った当初はお互いぶつかることが多かったです。
私は家事などが不得意です。
日常生活の8割近くは苦手なことだと思います。
でも、彼に嫌われたくない余りに無理にできる振りをして、結局失敗し彼に怒られてばかりいました。
彼に怒られると、嫌われるという恐怖で過呼吸・鬱状態に陥るという悪循環。
(今考えると、ただの自業自得なんですが。。)
彼から別れを切り出されたことも何度もありましたし、お互い疲れてしまってしばらく会わずにいた時期もあります。
ここで別れなかった彼もなかなか凄い人だなぁと思います。(何故か上から目線…笑)
付き合いが長くなるにつれ、彼は私の8割の苦手なことよりも、残り2割の得意なことに目を向けてくれるようになりました。
そして、その2割を褒め、尊重してくれました。
例えば、『人の変化に気づけること』。
これまで私は、人の気持ちに敏感な自分が嫌いでした。
色んな人の思いを気にしてしまい、とても生きづらいからです。
ところが彼は、
「自分が辛い思いをしている時、それに気づいてくれるふゆに救われた」
と言ってくれました。
『自分の短所は、見方を変えれば長所になる。』
当たり前のことなのかもしれませんが、私がこのことに気づけたのは彼のお陰です。
自分に自信のない私に、彼は様々な方法で感謝を伝え続けてくれました。(海外に赴任した後も…)
そして、私は徐々に
「この人の前ならありのままの自分でいていいのかもしれない。
この人ならこんな自分でも力になれるかもしれない。」
と思えるようになりました。
そう思える人に出会えたことで、心が軽くなり症状は少しずつ安定していったように思います。
彼の海外赴任が決まった時は正直不安な気持ちが大きかったですが、彼と別れるということはどうしても考えられませんでした。
慣れない海外生活の中でも、変わらずに私を支えてくれる彼には感謝しかありません。