女性は結婚や妊娠という大きな節目で、生活や身体、全てが大きく変わります。
看護用語的に言いますと、「ボディイメージの低下」なんていいますが、いやまさにボディイメージの低下中です!(どきっぱり!)
ある日を境に、おめでとうと言われるのが苦痛、その話は一切したくなく、そんな話の流れになろうもんならどんどん落ち込んで具合が悪くなっていく・・・という有様になったわたし・・・。
わたしのようにこの歳まで一人で好きに仕事をしたり、趣味に没頭したりしている女性は余計こういう状態になりやすいようです。^^;
しかし、おめでたいことなので自ら否定できず、みんながおめでとうと手放しで喜んでくれているのを否定することは、まるで悪にしか感じられなくなるわけです。
結婚も妊娠も拘束や制約にしか思えない・・・。バリバリ働いていた女性が結婚するときに多くハマる悩みのスパイラルに見事にはまってしまいました。
妊婦というだけで「走るな」「転ぶな」「気をつけろ」・・・・。ええ、子供ではありませんから解ってます・・・。心配していただけるのはとてもありがたいことなのに、とってもうっとおしく思えてしまう。
「あれはダメ、これはダメ」 これはロネも言ってましたけど、氾濫しすぎる情報が妊婦の最大のストレスである、の言葉通り、「これはよくない」「こうすべきだ」みたいな出所のわからない根拠のない情報がわんさか集まり、それを一方的に預けられる憂鬱。年齢考えて、とか、リスクを考えて・・・・。解ってます。自分の年齢ですし、産婦人科も勉強してますし、妊婦は初体験でも、完全など素人ではないわけですよ。
イヤ・・・そんなね。最初にわたしは言いましたけど、なにをしたってだめになるときはだめなんですよ。きちんとケアして大事に安静にしていても流れるコトだってあります。それは起きてしかるべき状態であり、誰にでもおこりうることなのですよ。
逆を返せば、うまく着床して、安定期にはいれることが奇跡に近いってことです。
それくらい妊娠初期自体はホルモンなんかが急激に変化することもあって不安定。だから病院的な考えで言えば安静をすすめられますけど、なんにしたって・・・・いやたいしたかわらないって思うんだなぁ。。。私見的にはね。
妊娠しました、安定期入るまで休暇とりますって妊婦、いないでしょ・・・。流産の既往があったり、出血でもしてない限りお医者様もそこまで絶対勧めませんし・・・・。その人にとって普段どおりの生活をしていればねぇ・・・。いいと思いますよ。ただ最低限気をつけるべきことは気をつけるべきでしょうけど。
さて、今の自分がこれっぽっちもめでたくないと思ってしまったわたし。正直今だってたいしてめでたくありません。結婚生活にしたって、一人より二人のほうがはるかに大変でしょうし、だって夫といえども他人と暮らすわけですよ。今までの業務に子育てまで追加されるわけです。これは「大変」なことしにか、思えません。(笑)
結婚なんてゴールでなくってスタートです。てことは幸せと言うよりは困難しか想像できない・・・。母親になるということも、女としての業務が増えるだけ・・・。
ああ、でもそんなことを思ってはいけない・・・。と心に葛藤が生まれ、うつうつと悩み始め、結果「ああこれ完全にマリッジブルーとマタニティブルーじゃないの、わたし・・・。」と気付いたわけです。
これがまた驚いたんですが、ぽろっと漏らすと、意外と「わたしもそうだった!」という女性が多いんです!!
「この人と結婚していいのか」って、本当にぎりぎりまで悩んでいたという友人もいれば、おなかが大きくなっても妊娠を受容できず、変わっていく身体と活動制限が加わる身体にどんどん落ち込み、ベビーが生まれ抱っこするまで妊娠をまったく喜べなかったという女性もいたほどです。
みんな口々に言うのは、「おめでたいことだから、そんな風に思ってるなんて言えなかったからよけい苦しかった」と。
「ベビーとふっぴーは元気?」
メールをくれた親友に、
「全然元気じゃない。なんにもめでたくなくなっちゃった・・・」
と、ついこぼしたわたし。
あ、まずい、叱られる、と思いきや、
「あら~ブルー入っちゃった?ふっぴーったら藤原ノリカみた~い♪
大丈夫大丈夫、ぎりぎりまで悩みなよ!
イヤなら分かれちゃえばいいんだし♪
そんなもんだよ♪ 楽に考えなよっ」
とのお返事。
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アレ????
そのあっけらかんとした言葉にふっと心が解放されたのは言うまでもありません。
素直に気持ちを吐き出すことって大事みたいです。
理解されないと思っていた感情があっさり認められ、「イヤならやめちゃいなよ、タイミングじゃないときにイヤイヤしたって仕方ないんだから」とあっさり言われた衝撃。(笑)
ふと、そうかイヤならやめるという選択肢もあっていいんだ、そう思ったら気が楽になりました。
一緒に悩むとか、暗い顔のわたしを哀れむこともなく、せっかく授かったベビーにそんな風に思ってはいけないなんて諭すこともなく、
「あなたの選択がすべてあなたの幸せのベクトルに向いていればよくて、だからあなたが幸せであればそれでいいのだ。どんな選択をしてもわたしはあなたの味方で、その選択をしたあなたを受け止める。」
と、笑い飛ばしてくれた親友。
「逆なら同じこと言うでしょ?」とのあっけらかんぶりに、暗い顔をしていた自分が少しバカらしくなりました。
お医者様の「あ~大丈夫大丈夫。なにしてたって赤ちゃんは育ちますから。楽にすごしててください。とにかく今は食べなくっても赤ちゃんは育つからね~。悩んでたってちゃ~んと大きくなってくれますから」という断言も「ダヨネ」とわたしを妙に納得させてくれ・・・。
ま、現在は穏やかな気持ちで、とりあえず過ごしています。
自分がなってみて初めて感じるいろんな感情。
常に自分も症例であり、研究材料であるわたしにはとてもお勉強になりました。
こういうときに効くのは・・・・フェイシャルリフレクではなく、コスモフェイシャルです!!!負の感情もつわりも一気にゼロにリセットされてひいてゆきます。
そのへんはまた別記事で。。。^^
また、今回女性恩師に以前言われた言葉が思い出されました。
「女の人生は(結婚や妊娠で)すぐに変わってしまう。それくらい女は流動的な人生を生きている。やりたいと思ったときにやりたいことをやりたいようにやっておきなさい。でないとできなくなって後悔しますよ。」
いえいえ、先生。やりたいことをやりたいようにやっていても、まだ足りなかったとわたしは後悔しています!(笑)