
久々に時代物です。
西條奈加/まるまるの毬
タイトルでは?ですが、表紙を見れば
内容も一目瞭然です(笑)
武家育ちの菓子職人の主人公は
全国の珍しいお菓子をアレンジして紹介する
お店を経営しているが、実は彼には出生の秘密があり…
という話です。
主人公がおじいちゃんという衝撃はありつつ、
美味しそうなお菓子と人情味あふれる
登場人物のやさしさにほっこりしながら
読ませてもらいました。
全部がハッピーエンドではなくても、
ちゃんと救いがある結末に、
かえって物語のリアリティが出ていたのも良かったです。
お菓子が人をつなぎ、揉め事も解決する、
スイーツ好きには嬉しいお話でした
