
暑いですね…。お茶の減りが早いです。
石持浅海/二歩前を歩く
ちょっとした不思議を、論理的に
突き詰めると、実はオカルトな現象だった、
という話をまとめた短編集です。
といっても、オカルトが発生する
原因は誰かの死によるものが多く、
実は殺人事件の解明であったり
当事者の死因の解明でもあるので、
純然たるミステリーです。
この作者さんはこうした、
ささいな現象(表題作なら、スリッパが
不在中に玄関から部屋に向かって
進んでいるとか)から、
裏に潜む事件を導き出すタイプの
話が時々あり、今回もさすがーと
思いながら面白く読みました。
しかし、冷静に考えると、
探偵役の研究者さんの周りには
オカルト現象が起こりすぎですね(笑)
まだまだ発生しそうな予感です
