前回の書き始められなかった数字の話
です。
私が退職する周りの反応で、「安泰のサラリーマン」という言葉が出なかったといえば、嘘になります。
「そのままサラリーマンを続けていれば収入が安定」という、よく聞く話です。
真剣に考え始める前までは、正解だとは思っていましたが、間違っているとおも思っていませんでした。
つまり無関心。
当事者意識は、今からすればかなり薄かったですし、カッコつけるつもりもありませんので、正直に無関心でした。
しかし、間違いとは今でも思っていませんが、この定説には”条件”があることに気付いたのです。
それは、
・会社が存続すること
・身体を壊さずに定年までいること
という、大きく見ると2つの条件がありました。
そして、その”条件”は、簡単な条件ではなく、現代では難しい条件だったのです。
気付いたというよりは、正面から向き合ったという言い方が正しいです。
生涯収入という言葉もありますが、一緒ですね。
「ある条件を満たした場合に、サラリーマンは安泰」という事をしっかりと見つめました。
そして考えた結果、残るのが当たり前という考え方が、残っても辞めても自由なんだ、という結論に達したのです。
数字って、良くも読めれば悪くも読めます。
サラリーマンの生涯もらえる金額の試算があって、でもそれをそのまま見るか、ある条件のもとで見るかでは、全く逆の意味を持ったりします。
年金問題などもそうですね。
また会社の売上や成績、社会の景気なども、数字マジックだったりします。
結局はその数字を見るのも人ですので、どういうスタンスで見るのが自分に合っているかが、とても大事なんだと経験で学びました。