「迷宮ラブソング」

いまだTSUTAYAでは予約が始まらないそうです…


不安が募ってAmazonで予約しちゃいました★

みんな予約できたかな?



今日は私のお仕事につて話したいと思います。

長くなるので興味のない方はスルーしてくださいね。



私は大学を卒業して全国展開の学習塾に就職しました。

そこでは指導方法、授業の組み方、進学についてたくさん学ばせていただきました。


ですが、2年間で私の働く校舎は閉鎖。

最後は校舎の責任者が夜逃げしたりで、本当に大変でした(笑)


私は途方に暮れる暇もなく、当時の塾生とその保護者の方々から

「先生が塾を開けばいい」「私たちをみはなさないで」

と背中を押されました。


その時一緒に働いていた学生バイトのみんなも背中を押してくれて…。

24歳で今の塾を開きました。


塾をどこに立てるか、場所探しから、テキスト探しから、教材会社探しまで。

全部イチからのスタート。


ここで一緒に塾を立ち上げる協力をしてくれたのが、今の彼です。


まずは塾を構えるテナントを見つけました。

当時受験を終えた中学3年生たちがカーペットをひいたり、黒板の取り付けを手伝ってくれたり、机を運んでくれたりして引越しを手伝ってくれました。


この引っ越し業務を子供たちは楽しんで協力してくれました。


この黒板の取り付けを手伝ってくれたのがNちゃん。


無事に塾の形ができました。

経営のことも勉強して。

経営者としても、塾長としてもちゃんとしなきゃとがんばりました。


田舎なので、女性が経営者というだけでいろいろなものを断られました。

それでも実績で認められるようになりたいとがむしゃらに頑張りました。


経営と学習指導を両方やることの大変さを知りました。

50人の生徒と6名のスタッフを守るため毎日一生懸命でした。


そしてただいま9年目。

来年で10年を迎えます。


いや…迎える予定でした。


でも先日の限定記事の通り、ここ福島県からは子供の流出は止まりそうにありません。

私の塾も同じ。


たとえ県内模試で塾生が1位をとるという快挙をとっても。

数年間連続で志望校全員合格の実績を作っても。

子供の数が半分に減ってしまった今、この仕事を続けることが困難になりました。



私。

今年度いっぱいで(奇跡が起きない限り)この塾をたたむことになりました。


そして今日。

最後へ向かっての第1歩を歩みました。


提携していた学習システムの解除。

本当だったら1年前に契約解除を申請しなければいけないところを、

「こういう事態だから、私が何とかします」

と言って快く契約解除を受け入れてくれた契約相手の方。

違約金もなしで。

昨日の今日で9月いっぱいでいいですよ、とまで言ってくれて。


こんな無謀なお願いをしたにもかかわらず、

「先生は大丈夫ですか?福島に残るんですか?」

と私自身の体の心配までしてくださいました。


「塾は続けられますか?」の問いにいろいろな思いがこみ上げて涙が止まらなくなってしまって。

それでもできるだけ平静を装って電話の応対しました。


仕事上でつながった関係ですが、提携相手の方も、教材会社の方も、みんなみんなとっても心の温かい方ばかりでした。


このステキな縁を切ること…

とっても辛いです。


今も涙を流しながらキーボードを打っていますが…

今の時点でこんなに辛いのに最後の日の私はどうなってしまうのか。


それでも終わりに向かって歩んでいくしかない今の私。


ちゃんとスタッフに告げられるかな…

ちゃんと子供たちに伝えられるかな…

卒業生にも、保護者の方にも…

Nちゃんにも…


とりあえずスタッフには12月に。

子供たちには受験が終わるころには伝えます。


これから最後へ向かっていきますが、最後のその日まで出来るだけ今まで通りの笑顔で、

いや、今まで以上の笑顔でがんばっていきたいと思います。


その日までどうかみんな背中を押してください。


次の就職先も探さなきゃいけないから落ち込んでばかりもいられないかな★



最後まで読んでくれてありがとうございました♪


みゅう♪