先週末、

神奈川へ行ってきました♪


郡山から那須までは

高速道路は80キロ規制。


ところどころが亀裂の工事がしてあって

船酔いみたいな感じでした。


でも神奈川に着いて

あまりにも普通の日常で

とまどいの連続でした。


節電で電気が消されているけど、

家の中にいると普通の毎日。


一番驚いたこと。

テレビでコマーシャルがやってました!


福島にいると

「こんにちは~」のCMばっかり。

もう…あのCMノイローゼになりそう。


でも神奈川では普通のCMがたくさん!

翔くんの餃子も、アフラックも、

相葉くんの保険も、バーモントも、

初めて見るものばかりでした。


桜も咲いていました。

神奈川には春が来ていました。


湘南にはたくさんのサーファーがいて、

マックが開いていて、

たくさんの車が走っていて、

夜になるとお店ではたくさんの人がお酒を飲んでいて。


今までの当たり前の日常がここにはありました。


「被災地」に帰りたくなくて…


ずっとここにいたかったけど、

私はまだ仕事ができる環境にある。

だから頑張らなきゃと心に誓って帰ってきました。


横浜町田まで東名が事故渋滞で、首都高に乗るまで2時間かかりました。


昨日の深夜2時過ぎに福島に着いたら…

家の前のセブンイレブンが開いていました!


真っ暗闇だった出発前の夜。

明かりのある到着の夜。


少しずつ復旧に進みつつあります。

インフラは回復してきつつあります。

ガソリンスタンドも一部は通常営業です。


そして今日、

私の職場にもガラスが入ります。


公共施設でさえもガラスが割れたままなのに、

こんなに早い段階でガラスを手配してくれたオーナーさん。


本当にありがとうございました。


福島県の前知事さんが

「地震や巨大津波は天災ですが、

今回の原発事故は人災。」

と言っていました。


みなさんはご存じないかと思いますが、

東京電力は今までも何度となく

「トラブル隠し」

をしてきました。


そのたびにこの前知事さんは国に対して

「安全を強化するように」

何度も訴えてきました。


それでも国は

「何があっても大丈夫、安全です」と。


この前知事さんは国に原発の中止、プルサーマルの見直しを訴えて来た人です。

そしてプルサーマルを一度白紙撤回した人です

(今の知事さんが結局OKしてしまったのでプルサーマルが行われていますが…)


私たちは本当に国を信じて、この原発政策を安全だと信じていいのでしょうか。


彼にも

「次に爆発や何かが起こってしまったら、何も考えずに逃げてくるように」

「もし何かがあったら仕事よりも体だから」

そう言われてきました。


国の言う「安全」という言葉を信じて

明日から通常通りの仕事を再開します。




離れていても

心に抱く

願いは同じ

だから一緒に

踏ん張ろう。