嫁いびりは認知症になっても健在。
本当に心からありがとうなんて
思わなかったんだろうな![]()
まぁ、言われたら言われたで
「気持ち悪っ
」と私も思っただろうけど![]()
あれは夜勤明けの日曜日。
まだ下の子が高校生の頃。
帰り道に美味しいと評判のパン屋さんで惣菜パンを大量に購入し、子供とブランチにでもしようと帰宅。
時刻は11時近く。
とりあえず姑の部屋の前で「ただいま」って声をかけたけど返事はない。寝てるんだろう
くらいにしか考えず、ダイニングで子供とブランチすることにしたよ。
子供とパンを食べながら、学校の話や部活の話をしていたら、姑登場。
「あらっ、美味しそう!
」って言うから
食べる!?って聞いたら
「うん!」って返事したから、椅子に座るよう勧めたよ。
だけど「いい、座らない
」って座ろうとしない姑
落ち着かないから座りなよと勧めても拒否。
するとおもむろにテーブルの上に並べてあったコロッケパンを掴んだ姑。
(えー
それ、限定パン!)
と思った食い意地の張った私![]()
しかし、食べたいなら仕方ないと諦めたよ。
姑は立ったまま、袋を開け、真ん中部分をパクッ![]()
(えっ
真ん中からかぶりつくの?)と驚いたよ。
すると
「ごちそうさま〜もう要らなーい!
」
と、一口かじったパンをテーブルに放り投げやがった!![]()
はぁ!?![]()
おい!クソババアー!ちょっと待てぇ~!![]()
と、言いたい気持ちはあるけど、相手は認知症。
「お腹空いてたんじゃないの?」と聞いたよ、冷静に。
「お腹空いてないよ
一口食べて味がわかったからもう要らない。じゃあね〜
」と
手を振りながら、寝室へ帰った姑。
「味をみるだけなら、端を千切ればいいのにね
相変わらず、ばぁちゃんは底意地が悪いね
」と我が子。
残したコロッケパンは、舅に差し上げたよ。
舅も「こんな食べ方して
」とお怒り。
底意地が悪いのは昔からだけど、
こんな食べ方する人じゃなかったよ![]()
ある時は、ごはんが食べきれなかったって言うから、「じゃあラップしておいて」とお願いしたら
ラップの代わりに汚い台ふきんが、残ったごはんに被せられていて、カピカピ状態。
「ラップがなかったの?気づかなくてごめんね
」と謝る私に
「ラップが勿体ないから、台ふきんかけておいた
」と笑顔の姑。
きれい好きだったのに![]()
あー、確実に認知症は進行してるんだ![]()
突然、外出して戻れなくなったらどうしよう?![]()
農薬とか飲んじゃったらどうしよう?![]()
悪いことばかり考えてたな、あの頃。