それから幾日も経たないうちに
矢口さんに「話があるから、明日の朝早く来て」と
連絡を受けた。
翌日いつもより1時間早く出勤すると、
駐車場に私と同じく矢口さんに呼び出された
武藤さんの姿があった。
「話ってなんだろう?」「わかんないよね」
2人で玄関のドアを開けると
夜勤中の矢口さんが立っていた。
「おはよう。ごめんね。朝早くに
」
話って何?とりあえず利用者さんのトイレ介助済ませて、テレビを観るまでに準備しちゃおうよと伝え、
利用者さんにリビングのソファに座り、テレビを見て寛いでいただくまで手早く準備を済ませた。
「で、話って何?」武藤さんが口火を切った。
するといきなり矢口さんが土下座![]()
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「えっ。なによ!?
」
「ごめんなさい!火野さんが好きなの!好きになっちゃったの!!」
知ってるよ
好きになるのは自由だよ!
「違うの!!もう付き合ってるの!!」
えぇー![]()
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「だ、誰と?」
「火野さん
」
うそー![]()
あれっ!?待って!
ついこの間、火野さん、私を呼び出して、矢口はタイプじゃない、好かれて困るって言われたような![]()
「あれは、ワタシが勘がいいから、勘付かれてバレたら困るから誤魔化そうって火野さんが言ったの
でも私は嘘をつきたくないの。だから白状したって火野さんには内緒にして
」
火野め![]()
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