RuBisふわふわ王国 by 高木美香 -823ページ目

モナコ Monaco


RuBisふわふわ王国-monaco


私がモナコにちゃんと関わりだしたのは10年ぐらい前。

イギリス・ロンドンでのものすごくものすごくハードなSotheby's サザビーズでのコースを終え、
ロンドンにとどまってArt&Businessの修士学を取得するか、パリにお引越しするか悩んでいた頃でした。

いずれにせよ、サザビーズで17世紀から20世紀までのヨーロッパ家具・装飾美術品を学んだ結果、
フランス家具・フランス装飾美術品を専門にしようと決めたため、フランス語をちゃんと学ぶ必要性が出てきました。フランス十八世紀家具について書かれた本をちゃんと読みたかったからです。

そこで選んだのが、外交官やフランスにMBAを学びに来る人がよく行くフランス語学校 Insitut Français.,
南仏のモナコに近い Villefranche sur mer(ヴィルフランシュ・シュー・メール)というとってもかわいい港のある町にあります。ジャン・コクトーの教会でも有名です。
大学時代の同窓生で、私と違ってちゃんと外務省に入った友人から薦められた学校でした。
偶然なことに、別の年に外務省に入った大学同窓生も同じ学校にいて、プチ同窓会状態。

けれどもとにかく8月の南仏は暑い!
加えて山のような地形のため、町の中のいたるところが急な坂や階段だらけ。
暑さに弱い私はばてばてでした。

そんな中、モナコにタラソテラピーがあると聞き、車でモナコに。
セレブの対応にもなれているスタッフと、船室のような海の見えるキャビン、すばらしいトリートメントのおかげで、本当にうまれかわった気分!

進路に悩んでいたのもどこかにふっとび、夏ばてもどこかにふっとび、ついでに物欲もふっとび、帰りはトコトコとローカル線で帰りたくなり、列車でVillefrancheに戻りました。

最初がこうだったせいか、今でも疲れたときにはモナコに行くとホッとします。
たいていの体の不調は治ってしまうし、私にとっては、落ち着く、癒しの場所だったりします。

それは、みなさんがモナコに対して抱いているイメージとはちょっと違うかもしれません。

その後、ご縁があって一時ちゃんと住むことにもなりました。ただ、パリの美しさも捨てがたい。
そういうわけで、今はパリとモナコは半分ずつぐらいな生活になっています。

モナコのいろいろなお話についてはまたゆっくりと!チューリップピンク宝石赤