救命救助24時で久々に号泣 | 今日も笑顔いっぱいで〜たんぽぽさん一家の物語〜

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我が家の姉妹+僕のお話と、母、そして時々、旦那のことなど、日々思った事などの記録です。


昨日の夜、関西圏で北里大学病院の救命に密着という特番がありました。

うちも、旦那も医療者だから、ついそーゆーのが気になり見てまうチュー

っで、初めて気付いたんやけど、長女「血」が苦手らしい(あら、お父さんやお母さんの後には続かないのね口笛(笑))

ちょうど御飯時やったから、もう食欲なくなってきたわーーガーンガーンガーンって、その隣で

「えっ?そうか?お母さんはこんなん全然、平気やけどなぁ、そのうち慣れるぞニコニコ」なんて、言いながらガツガツ(笑)。


トラックに跳ねられた18歳の女の子を見て、昔、いてた脳外科の頃を思い出したり、新人看護師が患者さんを初めて看取り泣いてる姿見て、、私にもあんな時代があったんかなー?私は目の前の患者さんが亡くなっても、いつから泣かなくなったのかな?なんて、、

子供達は病院で死ぬの!?みたいに話してたから

「病院は生まれてくる場所でもあり、死ぬ場所でもある。だから、看護師をしていたら絶対、死からは避けられないんだよ。患者さんが亡くなっても、患者さんは1人じゃなくて、見送った、数分後には普通の顔してまた、仕事して、、」

って説明しながら、

私らの仕事って、ホンマ、すごいよね。そりゃ、こんな仕事してたら、精神も強くなりますわって、


で、番組も後半戦、産婦人科病棟と新生児集中治療センター(以下NICU)が取り上げられてました。

密着した助産師さんが、かなり素敵でした。やっぱり助産師さん憧れますよねーラブ

で、NICU、900gの子に挿管したり、ルート取ったりしてるの見て、

ちっけびっくりびっくりびっくり

私もあんな事してたんやなぁ(正確にいうと医師の隣で介助してました)

隣に居てた、ねぇねに、お母さん看護師1年生の時、NICUいてたんよ爆笑。って

でも姉は興味なさそうでしたがドクロ

あんな小さな口に喉頭鏡入れたりショック!、細い血管に、針刺したり、、そんなん当たり前に日常茶飯事だったから、現場にいた時はあんまり、考えてなかったけど、、


全国の新生児科の医師、かなり尊敬しますラブ

そして、私が看護させていただいてた、元気に家族の元に帰って行ったベビーちゃん達。もう15歳、中学生になってるんやなー。あの子達、立派なお兄ちゃんお姉ちゃんになってるやろなーと、とても懐かしく思いました。っと


ここまでは、普通にTV見れたけど、これ以降が私的にはダメでした。

在台週数23週の500gの赤ちゃんに密着、、。

23週は、なかなか厳しいなぁと思いながら見てたら、72時間を乗り越えて、一旦落ち着いたように見えたけど、そこから悪化して落ち着いて、、3週間経って、でも経過は予断を許さずで、ご家族に

「他の兄弟や家族にも面会させてあげて下さい」


と、その子の母親は看護師で、その言葉の意味がよくわかってて、最初は、突然の事で受け入れられなくて、でも

「あの子の最期には、抱っこをしたい」

って、、もう、この言葉で私はダメでした。

やはり病院はいつも生と死がいつも隣合わせで、
私も、赤ちゃんの最期に何度か立ち会った事があり、それが、もう鮮明に思い出されてしまったから、

最期はお母さんの腕の中で、、「うちの子頑張ったよね」って涙がボロボロこぼれているお母さんや、

保育器の前でパパと2人、すすり泣きの声が聞こえたり、、。

小さなお兄ちゃんやお姉ちゃんが初めまして、可愛いね、やっと会えたね。とか面会してくれている背中が、TVの映像とぴったりかぶったというか


こーゆーのってフラッシュバック?って言うて良いのかわかんないけど、

もうあの時の感情が一気に漏れ出すというか、、


ホント.NICUでは、えっ?これドラマ?現実なの?と思うような事が多々ありすぎて

でも、あの時は私も子供いないし、新人で自分の事に必死で、、親の気持ちって、想像でしかわかってなかったと思うよ、

けど、自分も出産して、NICU出身のお子さんを持つお母さんとリアル交流とかして、いろんな話聞いて、、


そーゆーのも思い出されて余計にね。

そしたら次女が、この子、どーしたん?なんで死んじゃうの?小さいから、育たないの?とか聞いてくるから

「今のね、医療ではどーしようもない。
助けたくても助けられない命も沢山あるんだよ」

って、、なんかドラマのような台詞やけど、、。


NICU..また戻ってお母さんや赤ちゃん達の手助けがしたい!今の私なら、また別の視点で看護が出来るんじゃないか?という思い半分、、そして半分は、多分、今の私じゃ耐えられないよなって。
若い時は強気で勢いだけでいってたけど
、、。

全国のNICUで働くスタッフホント、尊敬しますキラキラキラキラキラキラ


そんな今日も、私は仕事で、産婦人科病棟勤務の経験があるスタッフと会話してたら、また涙がウルウルえーんしてきて、、

結局、医療者は何も出来ないですよね。って、私も一生、あの子達の事、忘れられないです。って、彼女からも色々な体験を聞かせてもらいました。


不妊治療している隣の部屋で若い10代の子が悪びれた感覚もなく子供邪魔だから中絶してくれとか、、ホンマ、本気で殴ったろか思ったって

そういうドラマ?みたいな事が普通に起きている病院ーという場所はホントにすごい所だよなって。

で、そのスタッフと、そんなん考えてたら、子供達、怒れないですね。
ホント40週お腹にいて、何もなく生まれてきてくれた事が奇跡の連続。ですごい事やし、

ただいてくれる、その存在だけで、ありがたいですよね。って

勉強出来なくても、ピアノやエレクトーン上手じゃなくても、コンクールで入賞せんでも、他の子と比べて発達が遅くてマイペースでも、人より劣っているところがあっても、そんなんもう、どうでも、ええやんか、

子供が元気でいてくれるだけで、それで充分やん。って

初心忘れべからずはてなマークっだなチュー




そして、最後になりましたが、あの時に出会えたママさんや赤ちゃんに、ありがとうが言いたい。

NICUは親も子も私達スタッフにとっても過酷な場所ですが、やはりステキな現場ですクローバー