【5w6d】急変、ベットから起き上がれない日々のはじまり。
この日、私は夜中から強い吐き気を感じ何度も目が覚め、
やっと朝を迎えましたが、こみ上げる吐き気でなかなか起き上がることができませんでした。
今までに経験したことのない24時間絶え間ない吐き気と強烈な船酔いのような感覚、そしてめまいが始まりました。
まず、枕元のスマホを手に取り、本日は欠勤することを職場へ必死に電話しました。
朝の尿意でトイレに行くのも四つん這いでした。
立ち上がると吐き気が強烈すぎてその場で硬いフローリングの廊下に寝そべりました。
もはや昨日までとは全く違う世界。
強烈な船酔いで24時間休みのない気持ち悪さ、吐き気、めまい、倦怠感、
この日から、1日の中で最もつらくなったのが、
「歯磨き」でした。
嘔吐恐怖症の私は吐くことができません。うまくいきません。
口から勝手にでそうになりますが、飲み込んでしまうのです。
(汚くて申し訳ありません。)
冷や汗が体中をつたうような感覚を覚えながら自宅にある吐き気止めを服用するか
まだ我慢するかエチケット袋を握りしめて葛藤していました。
(プリンペラン、メトクロプラミド等妊娠中に服用可能な吐き気止めが自宅にあるため。)
つわりに効果のあるビタミンD,B6のサプリすら飲めませんでした。
新型コロナウイルスの影響でテレワークにはいった夫が、
ゼリーやアイス、飲み物を買ってきてくれましたが、なかなか口にできません。
何度も何度もこみ上げる吐き気の中、何なら食べられるのか必死に考え、
梨や柿なら食べれるかも・・となり、夫がたくさん買ってきて剥いてくれました。
果物から水分とカロリーをとれたことにほんの少しほっとしつつ、
私は自分の異常な体調にただ息をしながら天井を見つめるしかできませんでした。
明日は車で病院へ行こうねと夫が言ってくれていますが、
全く動けないこの体がどうやって病院へ行けるのか、
不安しかありませんでした。
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次話
【6w①】つわり点滴、重症妊娠悪阻診断、本当の始まり
続きます。