【社会人地獄その4】

ある日の業務中、突然上長(課長と係長)から呼び出されます


課長
「来月で営業部のEさんが辞められるのは知ってますよね」


「はい、Eさんとは毎日業務のやり取りをしているので、聞いています」

営業部のEさんは、在庫調整を担当している方で、市場在庫が減ってくると私に連絡をくださり、私が再販を各業者に依頼する流れになっています
つまりEさんと一緒にする業務がとても多かったのです


課長
「それで、Eさんの業務をはなこさんにお任せしたいのですが…」


「はい?営業部の仕事を私がするということですか?それは営業部に配属になるということでしょうか」


課長
「う~ん、そういうことみたいなんですよ。今、はなこさんがやっている業務もしつつ、Eさんの業務をして欲しくて」

なんとも歯切れが悪いです


「え?営業部に籍を移すだけじゃなくて、今担当している製作部の業務もやりつつ営業部の仕事もするんですか?」


課長
「そうなんですよ。部長からのお達しでね、私たちも戸惑っていて」


ただでさえ残業しているのに、1人分の業務が追加されるのは無理があります
これは暗に辞めろと言われているのだろうか?自分なりに一生懸命仕事をこなしてきたのに、軽く見られている&こういう事をしてくるんだな、とショックを受けました



「少し考えさせてください」

こう答えるので精一杯でした


数日間、悩みに悩みました(悩みすぎ&悲しい気持ちで痩せました笑)。
自分なりに頑張ってきたけど、この辺で一区切りかな…

Eさんの分の業務を同時にこなす自信がない、自分の至らなさのせいで仕事に支障があったら申し訳ないので仕事を辞める

こう話そうと決めました


そうです、辞める決断をしたのです
こんな意味不明なことをやらされるなら、辞めたほうがいいと思ったのです


そして課長と係長には、その旨をお話ししました


「はあ~これで無職か~!また就活しなきゃ…」と途方に暮れました


この頃、製作部に転職で入ってきた新入社員(男性)がおり、歓迎会が行われました(部長不在)
久々に若い男性が入社したので、男性陣も「がんばれよ!」と盛り上がっていました

私は暗い気持ちで「私みたいに部長から嫌われないようにね」と思いました(思っただけで口には出せませんでした)
実際、彼は部長と同じ出身地で、好きな野球チームも一致していたので、気に入られたと思います(もちろん彼自身の人間性や仕事ぶりも評価されていたのだと思いますが)。


課長と係長に話をした数日後、また呼び出されました
(その間、メンタルはボロボロでしたが、きちんと業務はこなしてましたウインク)


つづく