子どもの「好き」を未来につなげるために

子どもが夢中になる「好きなこと」――アニメやアイドル、ゲームやおしゃれ、スポーツやフラワーアレンジなど。

それらは一見ただの趣味に見えますが、実は成長の土台を育て、社会とのつながりを広げる大きなきっかけになります。


しかし、子育ての中では「子どもが喜ぶ選択」と「子どもの育ちにつながる選択」の間で迷うことも多いもの。そのとき大切なのは、今の楽しさを“その子の未来”へどう橋渡しするかを意識することです。


本記事では、

  • 子どもの「好き」を伸ばしながら未来につなげる関わり方

  • 楽しみを「過ごしやすさ」ではなく「育ちやすさ」に変える工夫

  • 大人がサポートできる具体的なポイント
    を、事例を交えて解説します。

     



フラーアレンジから見えたこと 


今日は、不登校ぎみの子と一緒にフラワーアレンジを楽しみました。
手を動かしながらのおしゃべりは、緊張をほどき、言葉も表情もやわらかくなります。


その時間の中で改めて、「子どもの“好き”は、ただの趣味ではなく“社会とつながる入口”になり得る」と実感しました。

 




おとなが選択を迫られる瞬間 


子育てや支援の現場では、「子どものために、今どんな選択をするか」を問われる場面がたくさんあります。
喜ぶ顔が見たくて、つい“好きなこと・楽しいこと”を優先したくなる——それ自体はとても大切です。
ただ、その先にある未来の育ちまで視野に入れたいのです。

  • 今の楽しさがどんな力の土台になるか

  • 「過ごしやすさ」よりも**「育ちやすさ」**になっているか

  • つらさを避けるだけでなく、小さく味わい、小さく乗り越える経験につながっているか

 

具体例でイメージする「育ち」の視点 

例① 推し活 × 地域

ライブやイベントをきっかけに、会場周辺のクリーン活動に親子で参加。
→ 「所属感」「役割感」を育み、他者と協働する力につながる。


例② アニメのセリフ × 自己対話

「失敗しても次がある」というセリフを“お守り言葉”にして、テスト前の不安を和らげる。
情動調整・前向きな自己対話の土台づくり。


例③ フラワーアレンジ × 実行機能

準備→色合わせ→配置→片づけまでを一連の流れで体験。
見通し・順序立て・完了感が育ち、学習や生活の段取りに活きる。


例④ ゲーム好き × 生活リズム

時間制限・休息・振り返りの“三点セット”で楽しむ。
自己管理・切り替えの練習になり、依存の芽を早期に摘む。

 


大人の関わり——子どもの“好き”を未来につなぐポイント 


大人ができることは、ただ見守るだけではありません。
過ごしやすさだけでなく育ちやすさを意識し、子どもと一緒に歩むことが大切です。


1. 並走する

先回りして全部整えてしまわず、小さな選択肢を渡し、一緒に進む
→ 自分で考え、行動する力を育てる


2. 言語化する

できたこと・気づいたことを評価せず、事実として言葉にして伝える
例:「今日の色の組み合わせ、すごくきれいだね」「最後まで配置できたね」
→ 成長の筋道が子どもにも大人にも見えやすくなる

 

3. 一緒に考える

NGを伝えるだけでなく、「どうしたらできるか」を子どもと一緒に考える
例:ゲーム時間を完全禁止せず、「宿題の後に15分だけ楽しむにはどうしたらいい?」と相談する
→ 自分で考え、調整する力や自己決定力が育つ


4. 小さな成功体験を積む

短いサイクルで「やれた感」を積み上げる
計画→実行→振り返りのプロセスを繰り返すことで、自己効力感や挑戦する力が育つ

 


「そなえたい10のコト」と子ども・大人の違い 


ふわっちでは、子育ての“順番”と“土台”を見える化するために**「そなえたい10のコト」**を掲げています。
その中核となる考え方の一部を紹介します。

  • ① 安心の土台:睡眠・食・生活リズムを整える

  • ② 自己決定の練習:小さな選択と結果の振り返りを毎日回す

  • ③ 負荷のかけ方:やさしい課題 → 意味づけ → フィードバックの順で、“乗り越えやすさ”を設計


子ども期は自分の成長や向上を喜べる力を優先
大人期は周囲の成長を喜べる力へシフト
——優先順位の切り替えを支えるのが家庭・学校・地域の役割

 


社会全体で子どもの未来を守る 


ふわっちは、個への伴走支援と社会への働きかけの両輪で活動しています。


たとえ理解されず批判を受けることがあったとしても、子どもの未来を守れるなら歩みを止めません。

誰かを責めるのではなく、子どもを本当に思う仲間を増やし、みんなで育ちを守りたいのです。


ひとりの力は小さくても、スイミーのように集まれば大きな力になります。
ご賛同いただける方は、ぜひ一報ください。

一緒に、子どもたちの“好き”を未来の力へつなげていきましょう。

 


  まとめ(ポイント)

  • 子どもの“好き”は社会と未来への入口。編集次第で学びに変わる

  • 「過ごしやすさ」より**「育ちやすさ」**を基準に、小さく乗り越える経験を設計

  • 大人は、子どもと並走・言語化・一緒に考える・小さな成功体験で支える

  • 子ども期は自分の向上、大人期は他者の向上へ——優先順位の切り替えを意識

  • 迷ったら「そなえたい10のコト」を道しるべに、順番と土台から整える



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