子育ての答えは“ものさし”の中にある
子育てをしていると、つい自分の“ものさし”で子どもの行動を判断してしまうことがあります。でも、その“ものさし”は一体誰が作ったものでしょうか?
「常識だから」「みんなそうしているから」という理由で押し付けてしまうと、子どもの本当の思いや背景が見えなくなることもあります。

墓地で見かけた言葉に、ハッとしました。

自分の“ものさし”はいつ、誰から渡されたのでしょうか?
もしかしたら、親や先生、周囲の価値観をそのまま受け継いだだけかもしれません。
今回は、子育てにおける“ものさし”の使い方や見直し方、そして違うものさしを持つ人同士がぶつからずに話し合うヒントをお届けします。
ものさしは「あり得るか・あり得ないか」を決める基準
私たちのものさしは、日常の中で「これはあり」「これはなし」を判断する基準になっています。
例えば、
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食事中に立ち歩くのは「あり得ない」
-
挨拶をしないのは「あり得ない」
こうした判断の多くは、育った環境や常識から生まれたものです。
でも「あり得ない」という言葉の裏には、「誰がそう決めたのか?」という問いが隠れています。
「あり得ない」は常識じゃないだけかもしれない
園児が、遠足のお弁当をおやつから食べ始めることは、珍しくありません。
保育士からすれば「順番が逆!」と注意したくなる場面です。
でも、その子にとっては家でいつもそうしていたから、自然な流れということもあります。
この時、「おやつから食べるなんてダメ!」と即座に否定してしまうと「自分のやり方を受け止めてもらえなかった」「なんで注意されたのか分からない」というマイナスの経験だけになるかもしれません。
常識やルールは押し付けではなく、守るためにある
もちろん、常識やルールをすべて否定していいわけではありません。
社会には「誰かを傷つけないため」の約束事があります。
例えば、
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道路を急に飛び出してはいけない
-
人を叩いてはいけない
これらは、自分や相手を守るための大切なルールです。また、食事のバランスを考えることも自分の身体を守る大事な習慣です。
おやつから先に食べることは、食事の栄養バランスを崩す原因にもなります。
こうしたルールも、小さいうちから丁寧に身につけていけるといいですね。
習慣ついたものは、大きくなってから改善が難しい場合があります。「大丈夫だろう」と軽く見ずに、いまのうちから、丁寧に関わることが大切です。
行動の背景には必ず理由がある
もし子どもが“あり得ない行動”をした時には、
「なぜそうせざるを得なかったのか?」という視点を持つことが大切です。
例えば、授業中に立ち歩く子がいた場合、
-
集中できないから立っている
- 体がムズムズして動きたい
など、背景はさまざまです。
理由によって必要なサポートは異なります。
行動の背景を知ることで、より的確に関わることができます。
ものさしで計らず、状態を把握する
子育ては、ものさしで「〇か×か」を決めるより、子どもの“今の状態”を正しく把握することが大切です。
発達課題に、ピンポイントでアプローチできれば、子どもは育ちやすく、大人は子育てしやすくなります✨️
ピンポイントアプローチ&ものさしの違いを和らげる方法
子どもを想う気持ちは同じでも、ものさしの違いから意見が食い違い、衝突してしまうことがあります💦
これでは関係性が悪化したり、子どもの育ちにも影響が出るかもしれません。
私が活動している「ふわっち」では、それぞれの“ものさし”の違いから生まれる意見のぶつかりを和らげ、さらに発達課題にピンポイントでアプローチできる実践的な方法を形にしました。
まずは、互いが安心して意見を出し合い、聞き合えること。それができることで「ものさし」の違いを見付けられ、そこから発達課題を探し当てることが出来ます。
違うものさしだからこそ見えてくる視点もあり、それが適正な育成に繋げやすくなります💖
一人で抱えるより、みんなと一緒に
いろんな視点を持つ仲間と学ぶことで、子育ての幅もぐっと広がります。
自分の“ものさし”を問い直す時間を持ってみませんか?
子どもを大切に想うなら、身近な大人が「自分のものを問うこと」です。一人では難しい事もありますから、ふわっちと一緒に学びを深めてみませんか🌿
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