【お盆が子どもの心を育てる】

 

お盆、どんなふうに過ごされていますか?

子どもの頃の私は、「お盆=お墓参りや親戚の家に行く日」と、深く考えることもなく受け止めていました。
けれど今振り返ると、その習慣があったからこそ、自然と「ご先祖さまに感謝する心」や「命を大切にする気持ち」が育ったのだと思います。

 




ご先祖さまとのつながりは“心の保険” 


私たちは日々、たくさんの人間関係の中で生きています。

その中には、家族、友人、先生、地域の人…さまざまな関係があります。けれど人生の中で、家族関係がうまくいかなくなることや、大切な人との別れを経験することもあります。


特に子どもは、まだ関係を築く力が未熟なため、「自分は愛されていない」「守ってくれる人がいない」と強く感じてしまうこともあります。


そんなとき、ご先祖さまの存在はとても大きな心の支えになります。


ご先祖さまは、私たちが生まれるはるか前から命をつないでくれた存在。決して離れることも、奪われることもありません。
この「変わることのない繋がり」は、子どもにとって心の保険のようなものです。

 


善い行いを選べる力につながる 

 

自分の命や人生について考えたとき「この行動をしたら、ご先祖さまは喜ぶだろうか、悲しむだろうか」という視点を持てることは、日常の選択に大きく影響します。

 

それは、子どもが「自分の行動を自分で律する力」を育てるきっかけにもなります。
誰かに注意されてから変えるのではなく、自分の中の基準で善い行いを選べるようになることは、まさに予防保育の考え方と重なります。


つまり、問題が起きてから対処するのではなく、起きないように日常から心の土台を育てていくことです。

 


感謝を伝える具体的な方法と意味 


感謝の気持ちは、特別な儀式だけでなく、
日常の中の小さな行動や会話から育ちます。

  • 一緒にお墓参りをする
    行くだけでなく、「なぜお参りするのか」を短く説明することで、行動と意味が結びつきます。

  • 家系やエピソードを話す
    祖父母や曽祖父母の人柄や出来事を知ると、子どもは自分のルーツを誇りに思えるようになります。

  • 写真や仏壇を通じて語りかける
    名前と顔が結びつくと、歴史が“人”として感じられ、抽象的だったご先祖さまが身近な存在に変わります。

  • 感謝の言葉を口にする習慣
    食事前や寝る前に「命をつないでくれたご先祖さまにも感謝しようね」と添えると、感謝が日常の一部になります。

  • 命のつながりを数字や図で見せる
    親は2人、祖父母は4人…30代前には約10億人のご先祖さまがいると伝えると、「自分は多くの人に支えられて生きている」という実感が湧きます。

 

なぜ今、この学びが必要なのか 


現代は、核家族化や地域のつながりの希薄化により「ルーツを感じる場面」が減っています。
そのため、命や家族の歴史を意識しないまま大人になる子も少なくありません。

ご先祖さまを意識することは、

  • 自己肯定感を高める

  • 善悪の判断基準を持つきっかけになる

  • 困難な時も「自分は一人じゃない」と思える土台になる

  • 問題が起きる前に、自ら行動を整える力につながる

こうした、目には見えないけれど人生を支える“心の根”を育ててくれます。

 

この“心の根”を育てることが予防保育です🎀



最後に

お盆は、単なる長期休みではありません。命のつながりをたどり、感謝を深める大切な時間です。

今年のお盆は、子どもと一緒にご先祖さまの話をしてみませんか?


その時間が、きっと将来、子どもの心の中に
「ずっと消えない支え」として残り続けるはずです。

 

 

 

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