【依存症・薬物乱用…それって本当に他人事?】

〜“生きづらさ”の先にある現実と、私たちができること〜


薬物乱用防止推進の地区連絡会議と研修会に参加してきました。

「依存症」「薬物乱用」と聞くと、
どこか遠くの話、特別な人の話だと感じてしまう方も多いかもしれません。

 

でも今や、スマホで簡単に情報が手に入り、
市販薬も手軽に買える時代。

 

そして、その市販薬を過剰に摂取(OD)する若者が、全国で増えている現実をご存知ですか?

 

中には心身を壊してしまったり、
命を落としてしまうケースもあるというのに…


さらに、全国の高校生のうち**約60人に1人(1.6%)**が、
「乱用目的で市販薬を使ったことがある」と答えた調査結果もあります。

もう、これは誰にでも起こり得ることなんです。

 




どうしてこんなことになってしまうの? 


そもそも依存症とは…

他の大切なものよりも“それ”が優先され、
健康・人間関係・社会生活に問題が出ているのにやめられない状態。

つまり、自分の意志だけではどうにもならない「病気」です。
病気だからこそ、治療や回復もできるんです。

 


依存に陥ってしまう人に共通する背景 


🌀虐待・いじめなどの逆境体験
🌀期待に応えようと我慢の積み重ね


これらからくる「生きづらさ」

 

そして、心の中にはこんな声が…

・人を信じられない(他者不信)
・誰にも頼れない(孤立)
・どうせ自分なんて…(自尊感情の低下)
・自分が嫌い

 

そんな中で

**信じられる“何か”**が必要になります。


それが、お酒だったり、薬だったり、ギャンブルだったり…。

 




説教や正論が逆効果なワケ 


依存症の方に対して、
「どうしてやめられないの?」「根性が足りない!」など
正論や説教をしてしまう人もいますが…

実はこれ、とっても危険なんです。

 

なぜなら、その“何か”が、
命綱のような存在になっていることもあるから。


まず必要なのは、
それが必要になるほどの苦しさや孤独に気づき、安心して相談できる関係性をつくること。

 

依存症は、長い時間をかけて
丁寧に寄り添っていく必要がある「心の病」です。

 


私たちにできることは? 


結局、大事なのは…

「ふわっち」でも ずっとお伝えしている

✔ “生きづらさ”を抱えにくくする育ち方

✔ 困ったときに人を頼れる関係づくり

これに尽きると思っています。

 

購入規制などの制度整備も進んできていますが、
それ以上に必要なのは、

「自分の人生を大切にしたい」
「自分を好きになりたい」

そんな気持ちを育てることではないでしょうか🌱

 


楽しみながら、未来を守る 


「困ってからどうするか」ではなく
「困らないように、楽しみながら予防する」

そんな子育てができたら素敵ですよね✨


適切な育ちの中で、子どもたちは
自己肯定感
● 人を信じる力
● 頼る勇気

を少しずつ身につけていきます。


それは、トラブルを予防できるだけじゃなく、
明るい未来を描く力にもつながっていくはず。

 


一緒に始めませんか?

『予防保育』という選択

 

子どもたちが「依存」ではなく「自分の力」で生きていけるように。
そのために今、大人の私たちにできることから🌸

 

お子さまへの関わり方を知りたい方
社会の役に立ちたいと思っている方へ。


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【追記】

7月5日午前 イオンモール新発田にて

「薬物乱用防止街頭キャンペーン」実施に参加します。お見掛けいただけましたら、どうぞ気軽にお声掛けください。