【心を読む力を育てるには】
「空気を読む」とか「気持ちを察する」とか。
人と人との関係の中で、"心を読む力"ってとても大事にされますよね。
でも実はこれ、生まれ持った才能ではなくて【育てるもの】なんです。
では、どうやって育てるのか?
今日は、そんなお話をしてみたいと思います。

■ まずは、大人の心が安定していることが土台
子どもが心を読む練習は日々の何気ない経験。
だから、まずは大人の心が安定していることがとっても大事です。
たとえば、親が毎日イライラしていたり、
今日は優しいけど明日は突然怒る、というような環境だと…
子どもは「どうしたらいいのか」の【パターン】を掴みにくくなってしまいます。
💡たとえばこんな場面:
ちょっとふざけて食べ物で遊んだ時に、笑ってくれる日があれば、無視される日もあり、また別の日は「ダメって言ったでしょ!」と怒られる。
これだと、子どもは自分の行動が「良いことなの?悪いことなの?」と混乱しますよね。
感情の安定した対応を繰り返していくことで、
「こういう時はこうすればいいんだな」という【心の地図】ができていきます。
■ 勘違いしやすい子には、すぐにサポートを
もしお子さんが、行動や表情から相手の気持ちを読み取るのが苦手なタイプであれば、「今のはこういう気持ちだったんじゃないかな?」と、その場でさりげなく修正する声かけが大切です。
💡たとえばこんな場面:
先生が黙っているのを「怒ってる!」と思ってしまい、シュン…としている子には、「先生、考えごとしてただけかもよ」など、考えを押し付けるのではなく別の可能性も教えてあげることです。
こうしたサポートの積み重ねで、「見た目だけで判断しない」力も育っていきます。
■ 慣れてきたら“勝手に心を読まない”ことも覚えたい
人の気持ちを読む力がついてくると、今度は逆に【思い込み】で決めつけてしまう場面も出てきます。
たとえば…
・「あの子、冷たいな。たぶん私のこと嫌いなんだ」
・「何も言わないってことは、怒ってるに違いない」
でも、世の中には表現が苦手な人もいますよね。
だから、「相手の行動=相手の本心」ではないということも、学んでほしいのです。
■ 「伝える」ことも心のスキル
自分の気持ちを伝えることも、実は大切なスキル。
がんばっているのに、それが伝わらないと「どうして分かってくれないの?」と不満や切なくに思うこともあるでしょう。
でも、そこでただ嘆くだけではなく、「伝える努力」も大事にしたいものです。
💡たとえばこんな工夫を:
・「今ちょっと疲れてて、静かにしていたい」と前もって伝える
・普段からコツコツ努力している姿を見せておく
・素直に「がんばってるよ」と言葉にする
こういった自己表現は、自分を守るためにも必要なスキルですし、誤解を防ぐ手段にもなります。
■ 自分の感覚だけで決めつけない
人とのやりとりの中では、相手の言葉や行動”を自分なりに解釈してしまいがちです。
でもそれが、実は勘違いだった…なんてこともよくありますよね。
だからこそ、
・自分の感覚だけで思い込まない
・相手ときちんと対話する
・ときには第三者の意見も参考にする
そんな姿勢が、子どもにも大人にも必要です。
■ もっと知りたい方へ
このブログでは、こうした「子どもの心の育ち」に関することを中心にお届けしています。
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ふわっちは、
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そして今日は、
「歓迎」のお心遣いをいただき、私の心もふわっと満たされました💐

そういえば、動物を扱う人を「〇〇つかい」って呼びますが、
人の心をそっと温かく動かす「心遣い」って、
なんだか素敵な言葉だなぁと、しみじみ…💭