正しさが、子どもを苦しめることもある
「子どものために」と思って教えている“正しさ”。
けれど、それが子どもを追い詰めてしまうことがあるのです。
「子どものために」と思ってすること。
その気持ちは、本当にまっすぐで優しいものです。でも、その“親の気持ち”が、いつも“子の気持ち”と一致するとは限りません。
「健康のために」と、お菓子やファストフードを徹底的に禁止する
もちろん、身体のことを思っての行動です。
でも、お友達と同じおやつが食べられず、
みんなが盛り上がる時間にひとり寂しそうにしている子どもの姿があります。
また、それを感じる周囲も辛くなり、今後は、その子を想って、誘わないことにしようという選択をされることもあります。
「スマホは悪影響」と使わせないようにする
ところが今の子どもたちにとって、スマホは単なる遊び道具ではなく、連絡手段でもあり、友達とのつながりを保つための大切なツール。
「スマホがないとグループのやりとりについていけない」そんな“孤立感”から、不登校につながった子もいます。
親は「正しいことをしている」と信じていたけれど、子どもは、「自分だけ…」と、疎外感を感じたり、友だちと上手く出来ないのは、親のせいだと思い込んでしまうなど、心を閉ざしてしまうことがあります。
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「そんなの我慢すればいい」 ??
大人からしたら、そんな風に思うかもしれません。
でも大切なのは、“我慢させる力”ではなく、
嫌だなと思うこと、苦手なことにも前向きに向き合える力を育てることです。
つまり「嫌なことを乗り切る方法」や「その中に楽しみを見つける力」を育てること。
これが、将来必要になる自己管理力・自己コントロール力につながります。
そして、大事なのは
一見、子どもが「自分で選んだ」「子ども意思」と思えることも、実は「そうするしかない」選択だったということもある、という視点。
たとえば、選択的不登校。
「学校へ行かない」と言っていても、
それは本当に子どもが“心から選んだ”ことなのか。本心は、学校へ行きたいのに、行けないことを正当化したり、親の意向を組みとって従わざるを得ないなど、実は、ほかに選べる手段がなかったなんてこともあります。
この違いを見極める目が、私たち大人には求められているのかもしれません。

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子どもが望むことと、
子どもにとって本当に必要なことは、
必ずしも一致しません。
でも、どちらも大事にしながら、
「どう育てていくか」を考えていくのが、私たち大人の役割です。
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