こんにちは。












こちら東海地方、スゴい雨と風でした。午前中がピークだったようで今は落ち着いてます。今日はお家でおとなしくしようと思います

昨日は退院後初の診察でした。
血液検査を済ませ、まず、婦人科。担当の女医センセイは診察日ではないので、私が来たことがわかって病棟から下りてきてくれました。
開口一番、
「入院中はスパルタでしたねぇ、大丈夫でしたかぁ?」
あ、やっぱりセンセイもそう思ってくれた?

「ホント、退院も早くてビックリでしたよねぇ」
ウンウン、そうだそうだ

さいわい、摘出した子宮にも卵巣にも転移は無く、術後の経過も順調、とのこと♪ただ、卵巣が失くなってしまったので女性ホルモンを補うために内服するかどうか、次の診察で決めましょう、と。
「あ、でも外科の先生に、こっちの治療の方が大事なんだから、ホルモン剤のんでる場合じゃない、って言われたらどうしよう~」って。
「外科の先生って、オーラがあって、声かけづらいのよねぇ」
わかるー

ひととおりお喋りしたあと、お礼を言って診察室をあとにしました。
次に口腔外科で術後の口内ケアをしてもらい、
いよいよ外科へ~
実は、入院中、術後主治医からの説明を受けた母に、目に見える播種は無く、悪いものは全て取り除けた、という報告は聞きましたが、
主治医からは直接何も聞いてない。
手術のことも、これからのことも

←さっき婦人科のセンセイが「普通はしますよねぇ」って、仰ってましたよ



なので、この診察で主治医が何をどう仰るか、全く掴めず、めちゃドキドキしてたのです。
①術後補助化学療法をどうするか?
②転移してる肺の手術はどうするのか?
私の希望は
①抗がん剤はしたくない。食事療法含めて、京都のクリニックにセカオピに行きたい。
②肺の手術はラジオ波焼灼療法を検討したいので、他の病院に行ってまた戻ってきたい。












予約時間より1時間以上遅れて呼ばれる。この時、母も合流していて、心の中で「もし、抗がん剤勧められたら、2対1で私負けるな😨」って思いました。
でも私も待ち時間中、ずっと考えていて「先生に救ってもらった命だもの、最後まで先生にお任せしようか」という気持ちになっていて、最終的には抗がん剤も受け入れる覚悟は出来ていたのです。
診察室に入ると、
主治医「どうでしたか~?ご飯も食べれるようになりましたか~?」
ベッドに横になりお腹を見せて
主治医「傷口は順調みたいですね♪」
さて本題。
主治医のパソコンに切除されたS状結腸のドアップが。
「播種も見られなかったし、悪いものは全部取りきりましたからね‼(センセイ、ありがとう~💙)あ、ここら辺が脂肪ですね~ちょっと大変だったけど…エヘヘ(センセイ、要らない情報で~す
)」

で、ガンの部分の断面図をみせてくれて。
あまり、よくわからなかったけど、奥の方まで侵入してた、私のガン…改めて主治医に感謝の気持ちがわいてきました💙
「それで、今後のことなんですが…(キターッ)」
「抗がん剤、やっぱり効いてないようだったから、やる意味がないですよね。なので、もう少し、体力が回復したら、肺の手術しましょう‼」
あれ?主治医の口から「抗がん剤やらない」という思いがけないお言葉が‼?
気を張っていた私の心も緩み、主治医に今の気持ちを素直に話せました。
抗がん剤は副作用もひどくてメンタルがやられるから、出来ればお断りしようと思っていたこと。
肺の手術は、大腸の時より10倍痛いと聞いてるので、ラジオ波でやりたいから、私を外注に出して欲しいこと。
主治医はいつものように膝を付き合わせて、ウンウンと聞いてくださいました。
やっぱり優しいなぁ、スパルタって言ってごめんなさい。
ラジオ波に関しては、肺でラジオ波を行うメリットが見つけられない。かなりの割合で気胸起こすんじゃないか。
Himikoさんの場合、胸腔鏡で取り除けるし完全に取りきるなら、ラジオ波は向いてないんじゃないか。
と、専門外だからか、慎重に言葉を選び、でもかなり詳しく説明をしてくれました。
ただ、これはあくまでも私の場合、主治医の主観なので。
ただ、この病院、呼吸器外科の常勤医が居ないんです。
「呼吸器外科の先生が週一しか見えないんだけど、主治医の僕がちゃんとフォローしますからね」
「じゃあ入院中センセイが見に来てくれますか?」
「そうですよ」
「毎日?」
「もちろん!」
↑恋人かっ(笑)
やっぱり全て主治医にお任せしようと思いました。とりあえず、来週、呼吸器外科の診察を受けてみます。
自分の希望を全ては言えなかったけど、主治医の説明で充分納得出来たので、また次回にでも。
とりあえず、私が想像していた中で最良の結果でした。
あ、もちろん私の場合は卵巣が破裂した時点でガン細胞が廻ってるので今は目に見えなくても播種という形で再発する可能性がとても高いし、その時は抗がん剤だと、ブッスリ釘は刺されましたけど(苦笑)。
病院が終わって、薬待ちしているとき、何だかホッとして、不覚にも涙がポロポロこぼれてきました。でもこの涙は私の周り全てへの感謝の気持ちなんだと思います。抗がん剤、大変だったけど、それに効かなかったけど、あのときに抗がん剤治療をやったからこそ、今の私があるんだ、とそう思えます。だから抗がん剤にも感謝してます。
こうして、拙い長ーい文章を読んでくださった皆さんにも感謝の念に堪えません。
ありがとうございま~す💙
なーんだ、しっかり数値に表れとる!
やっぱり、抗がん剤効かなかったんだね‼