2018年4月末ごろ、突然猿面になり、赤い顔に追い打ちをかけるように現れた丘疹。

次第に膿を持つ毛嚢炎へと成長。

それからずっと治らない顔面皮膚炎。

発症から一年半を過ぎたころには、

もう精神がボロボロに。

このまま人生終わってくれないかな。なんて考えることも、

しばしばありました。

朝起きたら、もしかしたらきれいさっぱり消えているかもしれない。

と鏡を見る。

風呂上りでも、外出先でも、何度も何度も鏡を見る。

一ヶ所でもましになってきてくれてるんじゃないか。
そう思って鏡を見ても、

写し出されるのは、

まったく変わらぬ毛嚢炎だらけの顔。

なんでだろう。
一晩寝て起きて、

魔法のようにすっきりと消滅は絶対しないのに、

前日までなかったところに魔法のように毛嚢炎が増えている。

悪夢としか思えない。

夢なら覚めてくれ。

と思うけど、毛嚢炎の痛みで、夢ではなく現実なんだと思い知らされるだけの目覚め。

この状態に、相当な危機感を感じた主人が、

去年10月末近くに

奈良・興福寺へ連れて行ってくれました。

以前、桜井識子さんの本で、興福寺の薬師如来様の病を治す力が強い。

ということを読み。

主人に、興福寺へ行きたい。と言っていたのです。

それを覚えてくれていたのですよね。

何をしても、更に新たな症状が加わるだけで、快方に向かっているとは、

お世辞にも思えない。

どちらかというと、ちょっとずつ悪化していっている状態で、

興福寺の薬師如来様の前で一心不乱に祈りました。

どうか、この顔面皮膚炎が治まりますように。

と、

その次の週には、やはり奈良・薬師寺へ

私の病気平癒の写経を納めに行きました。

ここでも、薬師如来様の前で一心不乱に顔面皮膚炎が治まりますように。

と祈りました。

(こちらの薬師如来様・日光 月光菩薩様も力が強いと同じ本で読みました)

藁をもすがる思いというのは、こういう時の気持ちなんだろうな。

とつくづく実感しました。

一つ間違えると自殺でもしそうな状況にありながら、

私の心はこの時の参拝で、辛うじて持ちこたえられたような気がします。

しかし。時間さえあれば、皮膚炎のことをネットで調べてしまいます。

去年の師走も押し迫ったある日、

「皮膚炎治癒」のご神得があるお稲荷さんが、大阪に存在することを知りました。

そのお稲荷さんは、

近松門左衛門・曽根崎心中で有名な

お初天神(露天神社)

の中にある境内社の

開運稲荷社

去年の12/25日。

終い天神・クリスマスのその日、

一人でお初天神へ行きました。

そして開運稲荷社で、

「顔面皮膚炎平癒」の願掛けをし、

お稲荷さんのお守りを授けていただいて帰ってきたのです。

この時の絵馬にはこうしたためました。

2019年12月25日その年も残すところ一週間ほどしかないというのに、

「今年中に顔面皮膚炎が完治しますように」

と。

本当に。本当に。切実で、

大晦日の日。明日起きて、元旦になったら、嘘のように皮膚炎が消えてなくなりますように。

そう思って眠りにつきました。

続きは次回へ。

 

前回更新はこちら・謎の難治性顔面皮膚炎記録9