今日は6月最終日。一年のちょうど半分となる折り返し点。

関西方面では「水無月」と呼ばれる三角形の氷に見立てた和菓子を食べます。

「がーこ」は、石川県金沢市の出身なので、この日は金沢から取り寄せた「氷室饅頭」という「酒饅頭」を食べます。

氷室饅頭

本来、郷里金沢では7/1日に無病息災を願っていただくという食べ物なのですが…。地方発送の最終日が29日なので到着日一日しか日持ちしないこの饅頭を「がーこ」が口にするのは金沢より一日早い今日「夏越の祓」の日になるというわけです。

この「氷室饅頭」江戸時代に加賀藩から江戸の将軍に「氷」を献上するという加賀藩の一大イベントが無事将軍献上まで滞りなく行われますようにと「氷」の代わりに「饅頭」を供えて神社に祈願され、町民もこれにならい7/1日に「氷室饅頭」を食べたという習わしが現在まで続いているものです。

氷室饅頭

この日、金沢では和菓子屋さんがそれぞれのお店伝承の氷室饅頭を売ります。本来は、蒸したてを現地で食べる食べ物なので、6/25日ごろから7/1日までしか取り扱いがありません。お店によっては6/29から7/1くらいまでしか取り扱っていないこともあります。

金沢の人は、それぞれ好みの「氷室饅頭」のお店があります。

ああ…。四年以上帰ってないよ。久しぶりに金沢に一回帰りたいな。

氷室饅頭を食べながら、そう思いました。