料理をした事が無い人が、興味があってクッキング教室に参加した。
今日のメニューは「カレーライス」である。
料理が出来る人からすれば、わざわざ、教室行くまでもないメニューである。

教室に行くと、用意されたエプロンを渡され、ある程度、下処理されている食材と調理器具が用意されたテーブルに通された。
先生が現れて、簡単に刻むだけの野菜の切り方や、水や調味料の量を指示してくれて、それに従って人生初のカレーライスを作り上げた。
それは、なんか今まで作ったカレーと違って、一段と美味しく感じられた。

さて、この男性、明日、いきなりカレーを作れと言われてカレーが作れるだろうか?
答えは考えるまでもなく、NOである。
稀に見ぬ天才でない限り、初めての料理をいきない自分1人で作れる訳がないだろう。

もし、レシピや作り方があったとしても、ほぼ、不可能である。
まずは、料理教室のヘタを取った野菜ではなく、野菜を買ってきて切るところからやるのだ。
調理器具だって料理教室の物と違えば、量を間違える事もあるだろう。

まだ彼は、どんな条件でもカレーを作るという事は出来ないのである。
そんなの当然だと、皆さん思うだろう。


では、これが護身術教室となったらどうだろうか?
もちろん、何かしら感じるところがあり、護身術教室に来るのだから、みんな真剣である。
そして、教えている技術も、当然、使える技である。

さて、護身術教室で出来た技で、同じようなシチュエーションで襲われたら、同じ技で対応出来るだろうか?
これも答えは、NOである。
それは、その護身術が使えないのではない。まだ、その人が使いこなせないだけなのだ。
用意された環境で落ち着いて学んだ技は、確かに出来ている。
でも、条件が変わると出来なくなってしまう
これは、当然である。


では、カレーを習った男が、どんな状況でもカレーを作れるようにするには、どうしたら良いだろうか?
それは、野菜を切ったり、味の調整を学んだりと、料理の基礎知識を学び体験を繰り返す事で、食材と調味料が手に入ればカレーが作れる様になるだろう。

それと、同じで護身術も、どんなシチュエーションでも技が出来るようにするには、技の基本となる身体操作を学び、それに適した体作りを行い、対練で経験を積むことで可能になってくる。

護身術教室に数回通っただけでは技が使えないのは、そういう事であると思っている。

その1その2の続きの投稿の続きです。

今回は2つ目の「逃げ」についてです。

スポーツの試合では、当然ですがポイントが多い方が勝利します。

組手の試合中にポイントで勝っている選手が残り時間がわずかとなった時に、明らかに攻撃姿勢を崩して距離をとり、時には背を向けて「逃げ」の姿勢を見せている場面が多く見られました。

オリンピックとなれば、選手は全力で勝利を目指し、勝つためにルールで許された範囲のあらゆる手段を使うのは当然です。
有利な状況で、わざわざ攻撃をして相手にカウンターでポイントを奪われて、逆転されるリスクを犯すにメリットはありません。
そして、相手が攻撃に来た時に、「逃げ」るのもルールの範囲内であれば利用するというのも試合の戦術として分かります。

スポーツの試合、私の好きなサッカーでも勝っているチームが試合終盤で、リスクを避けて相手チームのコーナー付近でボールを保持したまま時間稼ぎをしたりします。
スポーツなら、勝つためにルールで許された行動をするのは、問題ありません。

しかし、これも完全な私見ですが、空手を武術として身を守るすべとして考えた時に、今回の「逃げ」に問題があるように感じました。

護身として考えたら、こちらから攻撃を仕掛けない事は、身を守るという戦術としては理解出来ます。しかし、それには、必ず防御と反撃の意識が必要だと思います。

勝っている選手が逃げに徹するあまりに、逆に隙だらけの部分に攻撃をされてポイントをとられている場面を良く見かけました。
下がって間を開けるのは、良いですがその後に防御を忘れて、まるで鬼ごっこでタッチさえれる事を避けるような動きをしていました。

これは、武道としては、いかがなものかと思いました。

世間的には、名前くらいしか知られていない空手が、今回のスポーツの試合を持って空手と認識されてしまうのが怖いと思いました。

柔道が「JUDO」になってしまったように、空手が「KARATE」になってしまいそうです。
そして、オリンピックの正式種目としては今回のみみたいなので、挽回のチャンスが無いも残念ですね。

前回の投稿の続きです。

1つ目の「男子の最重量級の決勝で、上段蹴りをまともに食らった選手が失神し、金メダルを獲得!」についてです。

こちらは、決勝戦でサウジアラビアのA選手とイランのB選手が戦った一戦です。

4-1とポイントでリードしていたA選手に対して、B選手が飛び込んでの中段突きを放っていきました。
A選手は素早くバックステップしながら、中段回し蹴りを合わせました。
その蹴りが、中段突きで沈み込んだB選手の顔面にヒットしました。

見事なカウンターで、A選手がB選手の意識の間をついたので全く気付かずに食らった事と、ヒットした位置がコメカミかアゴにヒット(映像ではB選手の背中から移されていて当たった位置が確認できない)した事でB選手は完全に失神してしまいます。
そのまま担架で運ばれました。
結果は、それが強打と判定され、A選手の反則負けで、B選手が金メダルを獲得しました。

スポーツとしてルールに従い、審判による判定となるので、それは正しい結果です。


ただ、空手を武術と考えた場合、少し違う側面が見えてくると思います。
武術の技術として、加減が出来る事は非常にレベルが高いと思います。
それを体現するのは、確かに素晴らしいと思います。

ただ、今回のこの場面の映像を見ると、A選手の回し蹴りは十分コントロールされていたと思われます。
あれが、中段に入ったとしても、B選手はダウンしないでしょう。
また、今回のような低い体勢で上段に入ったとしても、手を一枚挟めば失神するようなダメージでは無かったと思われます。

要するに、私としてはA選手は威力をコントロールし、相手の意識の合間をついた、技術的にパーフェクトな攻撃だったと思っています。
そして、B選手はポイント獲得のため攻撃に意識が向きすぎて、無意識に攻撃を食らった事で失神する程のダメージを追ったと思います。

武術的には、A選手の勝ちだと思うのです。
これは、ぶっ倒したから勝ちだ!という話ではなく、ルールにもきちんと対応しながら武術を体現したと思っています。


私は試合結果の成否を語る立場にはありませんが、危惧しているのは、このイメージが「空手」として一般の人に認識される事です。

柔道がスポーツ化し、様々なルールで柔道本来の技術ではない「JUDO」になってしまい、それが「柔道」だと認識されてしまっている現状を知っているだけに、非常に心配です。

今日で、東京オリンピックが終わります。

 

私は、スポーツ観戦が好きなので、非常に充実した時間を過ごさせていただきました。

選手の皆さんや、大会関係者の皆様には、本当に感謝の言葉しかありません。

 

スポーツが好きではない人達には、やっと日常が戻る感じですかね。

でも、パラリンピックがまだありますけど。

 

このオリンピックで初の正式種目となったKARATE。

日本としてはJUDOに続く、自国が発症のスポーツとなります。

こんな小さい国から2つもオリンピックの種目になるなんて、凄いですよね。

 

そのKARATEの組手は、所謂、寸止めカラテと称されるルールになります。

オリンピックのおかげで、どういうルールなのかは広く周知される事となりました。

寸止めは、「当てない」事を前提としますが、威力をコントロールした技を的確な場所に打ち込む事で得点となります。だから、当たっても反則ではけど、全力で打ち抜いては駄目です。

 

ただ、このルールで行われた試合で、1つ大きな出来事と、もう1つ私が注目した事がありました。

1つは、男子の最重量級の決勝で、上段蹴りをまともに食らった選手が失神し、金メダルを獲得!
もう1つは、組手試合で起きた逃げ!についてです。

次回は、1つめの金メダルの件について書きたいと思います。

日々の稽古が不足しております。


そう、それはコロナだから。。。

では、なく自分の問題です。


そもそも、日々、稽古しよう!と思うのではなく、


ご飯を食べないとお腹が減るように、


歯を磨かないと、口の中が気持ち悪く感じるように、


稽古ではなく、毎日の習慣になるくらいで無いとダメです。


明日から、また、やるしかないです。。。


全て自己責任だからね。