ミッシェル ニクリイ, Michelle Nikly, Jean Claverie, 末松 氷海子, ジャン クラヴリイ
おまる


絵:Jean Claverie
文:Michelle Nikly
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もうおむつなんてしたくないって思ったら
おまるでしなきゃね。
つなぎの服を脱いで
おむつも外して
おまるをもらいましょう。
まずはう☆こずわり。
あとはうーんと力をいれるだけ。
うーん、うーん。
できましたか?
ちょっと臭いね。
じゃあママにみせましょう。

でもうーんうーんってやっても出なかったら・・・・・
出るまで待つあいだ、みんな暇じゃない?

トイレの中での過ごし方、百人百様ですね



John Burningham
Borka: The Adventures of a Goose With No Feathers

絵と文:John Burningham

John Burninghamさんの記念すべき絵本第一号です。

私の持っているBorkaはBorka生誕40周年を記念して新たに発行されたもので、Borkaを最初に発行したJonathan Cape社のTom Maschlerさんの前書きと、著者John Burninghamさんの後書きと、ラフスケッチ3枚がおまけについています。

当時、John Burninghamさんはすでにポスターなどのお仕事をされていたのですが、その2年ほど前から毛のない雁の物語を書きたいなあと思っていたそうです。
Jonathan Cape社で翻訳をしたり原稿を読む仕事をしていた友人のAnn Cartorさんの薦めでBorkaの原稿をMaschlerさんに見てもらいます。
MaschlerさんはBorkaをとても気に入ります。
でもJonathan Cape社はこれまで一度も絵本を出版したことがありませんでした。
会長のGeorge Wren Howard氏にかけあい、Maschlerさんは会長にこの手の頼みごとはもうしないからと約束までして、Borkaの出版にこぎつけます。
出版してみると、再販につぐ再販。
海外からの引き合いも出、さらには1963年の年のケイト・グリーナウェイ賞まで受賞しました。

雁のPlumpsterさん夫婦に子供が生まれます。
Archie、Freda、Oswald、Jenifer、Timothy、そしてBorkaです。
ところがBorkaだけ、ほかの兄弟と違っていました。
羽毛がなかったのです。
心配した
Plumpsterさん夫婦は雁のお医者さんを呼んで診てもらいます。
でも羽毛がない以外に特に異常は見つかりませんでした。
Plumpsterさんの奥さんは娘のBorkaをかわいそうに思い、毛糸の洋服を編んであげます。

Borkaは
毛糸の洋服を着ますが、兄弟に笑いものにされてしまいます。

ここまで読むともう悲しくて、次のページをめくるのをためらってしまいます。
でも大丈夫。
ページをめくってください。
なんたって副題が"The Adventures of a Goose with No Feathers"ですから。

Anne Gutman, Georg Hallensleben
Gaspard and Lisa's Rainy Day (Misadventures of Gaspard and Lisa)


絵:Georg Hallensleben
文:Anne Gutman
画像は英語版です。
英語版の題名は"Gaspard and Lisa's Rainy Day(ガスパールとリサの雨の日)"となっていますが、フランス語の題名は"Gaspard et Lisa s'ennuient(退屈なガスパールとリサ)"です。

リサはガスパールと一緒にリサのおばーちゃん家に遊びに行きます。
でも雨が降っていて遊びにいけません。
あ~あ、退屈。

おばーちゃんが「じゃあ一緒にケーキを作りましょう」と言って、エプロンを取りに行きました。
でもリサもガスパールも待ってられません。
もう始めちゃいました。
ガスパールは生地を作って、リサはクリーム担当。
でも戻ってきたおばーちゃんは「あら、まあ、大変」
テーブルの上には卵やら小麦粉やらクリームなどがもうどべーっと広がっていて、すごいことになっています。

もちろんケーキ作りはそれでおしまい。
手伝わせてもらえません。
さてさて、お次は何をやらかすのやら。


ガブリエル バンサン, Gabrielle Vincent, もり ひさし
ちいさな もみの木 くまのアーネストおじさん
絵と文:Gabrielle Vincent

先日本屋さんに行ったら、でたあぁぁぁ ERNESTとCELESTINEの絵本のペーパーバック版(というのでしょうか?とにかくハードカバーではない)。
狭いアパートが本で占拠されつつある現在、ぺらぺらの絵本というのはとてもありがたい存在です。
英語の絵本は結構ぺらぺらの絵本が出ているので、安いし買いやすいのですが、フランス語の絵本はなかなかないんですよね。
本国でもそうなのか、日本だから手に入りにくいのか、よくわかりませんが。

ぺらぺら版だから安いことは安いのですが、やっぱり高い。 1418円もしました。
本屋さんにはERNESTとCELESTINEの絵本が6種類ほど出ていましたが、全部はさすがに買えませんので、一冊だけ買いました。
冬が終わり春まっただなかの今、まったくの季節はずれなのですが、 クリスマスものに弱い私はLe sapin de Noël(クリスマスツリー)を買いました。

雪で真っ白になった林の中に熊のアーネストとねずみのセレスティーヌがいます。

 アーネスト、ちっちゃくてきれいなモミの木だよ。
 曲がっているよ、セレスティーヌ。おいで。

斜めに曲がった小さいモミの木。 確かにぶさいくです。 でもセレスティーヌはそのモミの木が忘れられません。

家に帰っても  雪の中で、私がみつけたあのモミの木のそばで、本当のクリスマスをしようよ。

とせがみます。

どんなクリスマスになるのでしょうか。
russe-jeu

文:A.オルスーフィエワ
絵:リジヤ・ポポーワ

東京都庭園美術館で開催された「幻のロシア絵本1920~30年代」を見に行ったときに買った復刻版の絵本を2冊買ったのは前回書いたとおりです。
残りの一冊がこのИГРУШКИ(おもちゃ)。
ロシアのおもちゃが紹介されています。
画像はマトリョーシカ。
木でできたお人形がお腹のところで上下にパカッと分かれ、中からまた木の人形が出てきます。
その人形も同じく上下に分かれ・・・と次から次にお人形が出てくる仕組みになっています。
このほか、熊とおっさんが丸太の上に座って釘のようなものをかなづちでたたく人形や、
紐を引っ張ると鳥がえさをついばむようなしぐさをするおもちゃ、魚、鳥、蛇などをかたどったおもちゃが紹介されています。
おもちゃの絵にはそれぞれ短い詩が添えられていますが、意味は全然わかりません。

リジヤ・ポポーワは、生没年をはじめほとんど知られていないそうです。

参考:幻のロシア絵本 1920~30年代 図録 芦屋市立美術博物館+東京都庭園美術館


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文:サムイル・マルシャーク
絵:ミハイル・ツェハノフスキー

2004年、東京都庭園美術館で開催された「幻のロシア絵本1920~30年代」を見に行ったときに、復刻版の絵本を2冊買いました。
その一つがこのПOЧTA(郵便)。

世界中を旅する紳士を追って一通の手紙が転送につぐ転送を重ね、地球を一周するお話です。
この写真ではよくわかりませんが、無駄を省いたきれいな絵です。
一通の手紙とあて先に書かれている町並、そしてその手紙を運ぶ郵便屋さんが各町ごとに描かれています。
ようやっとあて先の主に手紙がたどりつくのですが、そのときの封筒には、たくさんの修正と切手と消印が押されていて転送された経緯を物語っています。

ロシアの絵本について少し解説。

1917年のロシア革命以後、子供の絵本にも新しい風が吹きます。
1920年代の絵本は安っぽい紙にホッチキスでと留めただけの素朴なものですが、ロシア・アヴァンギャルド芸術の影響を受けた自由奔放なイラストレーションが描かれます。
このときの絵本は西欧諸国でも高い評価を受けます。
1920~30年代の作家は社会主義国家の掲げる理念を信じ、働く人々に脚光を当てた絵本を作り出していきます。
しかし1932年、ソ連共産党の中央委員会で「文学・芸術団体の改組についての決議」が採択されたことをきっかけに、ソ連国内の芸術団体は解散させられ、国家の厳しい監視下にさらされることになります。
絵本もこれをきっかけに衰退していきます。
大胆な構図、簡略化された絵はなりをひそめ、代わって写実的な絵が描かれるようになります。
また第2次世界大戦をきっかけに紙・インクが不足し、絵本は小さくなり、出版もままならなくなっていきます。
大戦後、再び絵本は出版されるようになりますが、かつての絵本の勢いはもうありませんでした。

参考:幻のロシア絵本 1920~30年代 図録 芦屋市立美術博物館+東京都庭園美術館
絵:Poul Stroyer
文:Lennart Hellsing


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パン屋のベングトソンさんのお話です。

なかなかデコラティブなお家に住んでいるようです。
異常に長い天板でパンを焼くベングトソンさん。
女性も手伝っているみたいです。

でも絵本の半ばのページでベングトソンさん、具合が悪そう。
なぜかベングトソンさんの足の指一本一本に目、鼻、口がついて、みんな悲しそうにベングトソンさんを見つめています。
次のページはなんとお葬式。
えぇ、ベングトソンさん死んじゃったの?
ベングトソンさんを手伝っていた女性はパンでできた馬車に乗ってどっかに行っちゃうみたいです。
最後は怪しいネコがでてきておしまい。

なんなんだ~!
と探していると、こんなところ に訳がありました!
どうもありがとうございます。

しかし、訳をよんでもよくわかりません。
だから日本語版がでていないのかな?

何事も結末を求めるなってことなのかなあ
とまとめようとしていますが、それ自体がだめなのかも・・・


絵:Poul Stroyer
文:Lennart Hellsing


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スウェーデン語です。
もちろんさっぱりわかりません。
ABCの絵本ってことしかわかりません。
Aの項目をみると

Agare Bagare Kopparslagare
snallt ar det inte att sla en svagare:
Agaran slog stopp
Bagarn slog opp
Kopparslagarn slog sonder en kopp!

なんて書いてありますが、全然わかりませんね。
ラケット持った太目のコックさんと、ぶすっとした細長いおっさんと、お皿を割ったと思われる農家っぽいおっさんが「A」の挿絵になっているのですが・・・

こちらのサイト では「ABC」のHとVを見ることができます。
Hはヴァイキングのおじさんたちが歯磨きしてます。
かわいいでしょ。

まあ、こんなふうにかわいい、かわいいを連発するために買ったようなものです。

Miroslav Sasek
This Is Ireland
絵と文:Miroslav Sasek

子供のための旅行ガイドとして1959年に発行された「This is Paris」のアイルランド版です。
Parisがヒットしたため「This is...」シリーズはその後15年も続き、国連も含め18冊出版されました。
London(1959)
Rome(1960)
New York(1960)
Edinburgh(1961)
Munich(1961)
Venice (1961)
San Francisco(1962)
Israel(1962)
Cape Kennedy(1963)
Ireland(1964)
Hong Kong(1965)
Greece(1966)
Texas(1967)
Wasington D.C.(1969)
Australia(1970)
Historic Britain (1974)
This is Unted Nations(1968)(国連本部のこと)

緑の国アイルランドといっても日本人には全然なじみのない国。
ということでこの本を買ってみました。

緑がシンボルカラーとなっている国、アイルランドでは草に覆われた大地はもちろん、街中のいたるところで緑を見かけます。
町の通りを表示するパネルも緑。
ポストも緑。
バス停も、バスも、バスを待っている婦人のコートも帽子も緑。

緑のほかにアイルランドといえばleprechaun(レプレコン:老人の姿をした妖精)とshamrock(シャムロック :3つ葉の植物)なんだそうです。

ケルトともつながりの深いアイルランド、一度は行ってみたいですね。

Ruth Krauss, Marc Simont
Happy Day (Caldecott Honor Books)
雪が降っています。
山はすでに雪に覆われ真っ白。
葉っぱ一つない木々がみえるだけです。

動物達は冬の寒さをしのぐため眠っています。
ノネズミがぐーぐー寝ているのがみえますね。
クマもぐーぐー寝ています。
かたつむりもぐーぐー寝ています(かたつむりも寝るんだ!)。
リスもぐーぐー。
マーモットもぐーぐー。

マーモットってねずみをでかくしたようなやつだそうです。

ここに出てくるクマがうちの猫ににてるんですよね。
真っ黒でまるまるしてて。