<発達障害と自閉症について>
自分の子どもの頃を先日書いたけれど、自分はどんな子どもだったかというと
周りが見えていない子どもだった。例えば集団でするスポーツサッカーやバスケットボール
ルールは理解しているが、自分がどう動けば得点につながるのか、どうすればパスがもらえるのかが全く分からなかった。小学校の勉強はそれなりにできたと思う。(クラスでは中の下)
しかし、中学校の数学だけは全く理解できず、30点の時もあった、反対に英語や国語、社会に関してはよくできていた記憶がある。
今思えば、私は軽度のLD(学習障害)ADH(注意欠陥多動性障害)という人間だったと大人になって自己分析をする。
なぜそう思うかと言うと、社会人になって困りがでてきたからです。他の人が出来る事ができない事が続き自分はなぜ人より劣っているのか、なぜ人と接するのに人の言葉の裏にある気持ちが理解できないのか、家族以外の人間といると息苦しさを感じてしかたない。
そんな私ですが、仕事がら、色々な公演や講習会に参加させていただく事がある。
その中であるDRが「人は誰しもなにかの特性を持っている」という話を聞いた。
そこから自分なりに考えてみました。
おそらく全ての人間は重度、中度、軽度、の特性を持って生まれ。また、その軽度の中にもさまざまな種類があるのだろうと思う。
そしてなぜ今こんなに発達障害や自閉症スペクトラムが話題になっているかと言うと。
①医療の発達が大きく関係があるのでは
②仕事や学校生活が複雑になってきている
という事が理由なのではと推察しました。
①の医療とは、発達障害に関して研究する医療機関やDRが増えてきているように感じます。
その事が良い面にもつながりますが、まだまだ、欧米と比べると中々不足があるように感じます。
※私はDRではないので、一概にはいえませんし、これは個人的な感想になります。
そして、私が大きいと思うのが、②の仕事や学校生活が複雑になってきているという面です。
②の学校生活面について
学習内容にアクティブラーニングという考え方が出て来ており、より深く考える事、体験する事が重要視されてきているように感じます。ただ、足し算ができた、掛け算ができたでは今からの義務教育はやっていけないという事です。(日本国内に関しては)
また、子ども達の環境はもっと複雑で、学校から帰ってきたらすぐにみんなであつまって砂場で遊ぶなんてことはなく、ゲーム機やSNSを使用している子が、多くみられるようになってきました。
その事になんとなく違和感を感じていたのですが、何となく思ったのが子どもが大人びてきている、遊ぶ子を選ぶようになってきている(意識的に)ということです。気が合うとは何となく違うように感じます。周りのママ友に言わせると「損得で一緒にいるような気がする」という話をしていました。
②の仕事面について
近年はロボット化、AI化で非常に便利になってきています。その恩恵をみんなうけているとおもいますが、その反面、単純作業や人と接する機会が少ない仕事が減ってきていると思います。
よく15年後になくなる仕事という記事をみますが、これから先どんどんそんな仕事は増えていくと思います。私が若いころは普通だったガソリンスタンドやスーパーのレジがセルフ式にかわってきました。
そこで働いていた人はいったいどこへいったのでしょうか。
(※ガソリンスタンドやスーパーのレジをけなしているような表現になっていないか心配です決してそんなつもりはありません)
そして、そんな風に仕事がどんどんロボットに成り代われば成り代わるほど、困ってくる人たちが増え、特にその困りを一番に浴びるのは見た目にわからないハンデを持っている人たちなのではと思うのです。私の周りにいるハンディキャップを持っている人達がどんどん生きやすく国が努力し法整備がされていく中で、企業側も同じく努力しています。そのはざまで生きるのはなんともサバイバルだな、「諦めれば楽なのに、いや諦めたら苦しくなる」と言って戦い鬱になった人もみました。
優秀な方でしたが、もうおそらく会社には戻ってこないでしょう。
つまり、今からの10年はおそらく発達障害の方たちにとっては戦国になるのではと危惧しています。
なぜ10年かというと、だいたいアメリカの10年後ぐらいにやっと日本でも色んな病気について知られるようになるからです。さすがアメリカさんですね、(DRではないので一概にはいえません)
今アメリカの状況というとADDやADHDは障害というよりは特性という言葉がしっくりくる感じで世の中に浸透しているように思います。「私ADDだからすぐ忘れやすいの、でもメモをとってこうやるとうまくいくんだよ」などと言っている成人女性を見る事がありました。
なるほど、これはいいな、と思いました。
これから先、日本がどう変わっていくのかとても楽しみな面、もっと生きやすい世の中になればいいのになと思っています。
最後に、最近聞いた言葉です。はっきりと発達障害にはグレーゾーンというものはありませんグレーというのは黒です。そして、発達障害は感染したりはしません。でも、周りの対応や環境で大きく成長する事が証明されています。もし、悩んでいるお母さんがいらしたら、すぐに医師の受診をお勧めします。なぜなら、療育は早ければ早いほど、特性を持ちながらも生活できる能力を身に着ける事が出来るからです。大人になって英会話をどんなに頑張ってもネイティブの発音を獲得するのは難しい事と同じだと思います。
何もしなければ子どもが困り苦労するし、いつまでも子どもの傍に入れるわけではないと思います。そして、療育とはこれが意味があるの?ということほど大事な療育なのです。もちろん中にはDVDを見せているだけという施設がある聞いたことがありますが、ちゃんとした施設なら医師のもとSTやOTがきちんとおり計画を立ててくれます。
どうか、一人でも多くのお母さんが子どもと一緒に戦い、誰にも負けない素晴らしい生活を手に入れられますように。
きつい言い方ですが、私は看護師にこう言われて立ち直りました「子どもはまだ自分が何者かわかっていないのにかわいそうだとおもうんですか?お母さんが強くなって味方にならないでどうするんですか?」とはじめはなんて失礼な看護師だと思いましたが自宅に帰って冷静になると力が湧きました。
私がこの子の一番の味方でいようとおもいます。