私は よく人から長女っぽいね
と言われます。
親はやっぱり下の子に手がかかるじゃないですか。
だから自然とお利口になるんです。
手伝いをする。
困らせない。
結果、甘え下手。
対照的に弟は甘え上手。
普段から何でも言います。
私が小学生に上がる頃
ファミコンが流行っていました。
友達のみんなが持っていた。
欲しいとねだったけど
目が悪くなるからと言われ
買ってもらえなかった。
ゲームで繋がるような友達はいらないけど
実際、持ってない、やったことない じゃ
遊べる友達がいなかったのも事実です。
プレステが流行ったとき
弟がねだって買ってもらっていました。
「私のときは買ってくれなかったのに…」
と言うと冗談なのか本気なのか
「もう1回言ってきたら買ってあげようと思ったわよ。
あの後言ってこなかったから、そんなに欲しくないのかと思った」
って。
今さらそんな…
でも確かに1回しか言わなかった。
あの時は、もう1回言ったら怒られる気がしたんです。
そして母が言ったのは
「ゲーム持ってないと仲間に入れてもらえないって
○○(弟)が言うから」って。
そんなの私の時代も一緒だったよ!
と言ってやりたかったけど
それよりなにより
それを親に言えちゃう弟は相変わらずだなと思いました。
そういうところ
私とは正反対なんです。
そんな弟がいじめにあったとき
弟は母にすぐ言いました。
そして
「学校行かないから」と。
生活態度が乱れ、母と喧嘩になった際
弟が母に向かって
「死んだ方がマシだ!」と
言ったそうです。
弟は言葉の重みを感じず言ったのでしょう。
でも
自分を生んでくれた親に
死んだ方がマシだなんて
言っちゃダメだと思う。
親にとって それ以上に辛い言葉って
ないんじゃないんですかね。
こんなことを言っている私は
やっぱりお利口ちゃんなのでしょうか。
私が中学生くらいのとき
いじめを苦にした自殺が世間を騒がせていました。
残念なことに次から次へと連鎖し
次の日には違う子のニュースが放送されている。
それがしばらく続きました。
今もニュースで耳にすることがあります。
どうか
自殺という道だけは選ばないでください。
悲しむ人がいます。
親は悔やんでも悔やみきれないと思います。
「命に代えられるものはない。
○○が人生の選択を間違えないで良かった」
と母が言っていました。
高校を変わるってなったとき
父は「そのまま働け」と反対しました。
父いわく、
「次、いじめられない保証もない。
また辞めると言いだすかもしれないだろ」と。
金銭面の問題もあったと思います。
うちは普通の家庭。
お金持ちの家ではないけれど
母が父に言ってくれました。
「辞めるってなったら、それはそれでいい。
もしそうなったとしても○○がまた学校へ行きたいって
言ったら行かせる。
また頑張ろうとしてるんじゃない。
もし○○が自殺でもしててみなよ。
何にもしてやれないんだよ?
親として してやれることがあるのは
幸せなことじゃない。
それを考えたら出来ることは なんでもしてやりたい。
命に代えられるものはないでしょう。」
こう思うのは私の母だけではないと思います。
きっとあなたの親も同じように思うと思います。