どのように繰り返すのか。
調べていくと結構面白い。
大阪維新の会という政治団体があるが、これは明治維新と現代に共時性を見ている所から名前が付けられているのだろう。
明治維新と現代に時代的共通性を感じている人は多いが、他にも色々ある。
イギリスの碩学トインビーも教室で講義をしている時、天啓を受けた如くにペロポネソス戦争時のアテネと第一次世界大戦時のイギリスに同時代性を感じ、そこから彼の歴史観を構築していった。
予言者が頭の中に想起されてくるイメージにつながりを感じ、様々な予言をするように、歴史学者は歴史の研究からインスピレーションを受け、あたかも確信し真実であるかの如くに歴史理論を紡ぎ出す。
これは右脳から天的啓示を受け、左脳で論理的に事実がつながっていくのを確認しながら、理論を構築していく一種科学的発見と似ている。
トインビーの如きは、その同時代性の背後にこれから起こる流れを、予言者の如く有る程度予測することが出来たのではないかと推測する。
その切迫感をして「歴史の研究」を書かしめたのではないかと思えてくる。
又、コンドラチェフの経済周期説等から大恐慌(1929年)とリーマンショック(2008年)の同時代性を指摘し、大戦前夜もしくは226事件のような革命への幻想を抱くグループも存在するやに聞く。
いずれにせよ過去の歴史を振り返り、短期的、長期的に見て様々な共時性を歴史から感じ、危機感を感じながら動いている人は多い。
個人の歴史でも同じようなことを繰り返し、段々と成長していくのが普通かも知れない。
仏教では六道輪廻と云って、一生の間や生まれ変わっても同じようなことを繰り返し、煩悩を脱して初めて、その輪廻から解放されると云う考え方もある。
個人レベルから部族、国家、文明レベルに至るまで螺旋構造を形成しながら発展又は衰退していく構造は少なからず見てとることが出来そうである。
それぞれのレベルで螺旋周期が存在し、回転角の同時代期のようなものが想定できるとして、
その方向性はあるのか!
方向性があるとすれば、その目的地はあるのか!
ここから先は、実験や経験で検証出来るはずもなく右脳的な直感が必要な所かも知れない。
仏教的に言えば喝っ、と一蹴されるところではある。
答えはあるようでない。
無限に発展すると云うのも答えかも知れない。
方向は人の数だけある、と云うのも答えかも知れない。
多数決で決めるべきと云うのもありかも知れない。
そもそも方向性など無いと云うのも答えかも知れない。
スピリチュアリズムの観点からすれば、人間の精神の向上は神に向かう即ち目的性がある。
有神論的に見ても、アウグスティヌス的「神の国」という目的が存在する。
右脳的直感からすれば、個人から文明レベルに至るまで「目的」をイメージする場合が多いように思う。
かつて日本史の目的を考えたことがある。
日本の歴史をどうみるか、天皇制、神話、民族性、経済大国、アジアでの優位性等々、日本はそれなりの存在感を各時代において示してきた。
日本人を大和民族と呼ぶ言い方がある。
ヤマトは大きな和と書く。
最終的に、世界に大きな和を作り出せる民族となれと神が名付けてくれたと、私は思うことにしている。
先ほどニュースで、フランスとギリシャの選挙結果が報道され、脱緊縮財政派が大勝利のようである。
破滅を回避する道が提示しきれず、冷戦終了後ますます世界はやけっぱちになってきているように思える。
日本は覚醒出来るのだろうか!


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