→親日国よせ集め(東南アジア地域)
前回と今回、書いていて感じたのは、親日国を探すというのは大変ですが結構楽しいですね。私たちの先人の偉業を知ることができますし、異国への新たな愛情も芽生えてきます。あの国はダメだ!とかネガティブな記事を書くよりはずっと心にとって健康だなぁと感じます。
さて、それでは今回は南アジア地域です。大東亜戦争の影響が大きい東南アジアとはまた違う発見がありました。
【バングラデシュ人民共和国】
緑の地に日の丸の国旗と言えばイメージしやすいかも知れません。ODAの支援はやはり日本が一位で、その事実を学校で教えてくれていますから親日家が多いわけです。同国では日本を最友好国と位置付けています。72年の独立後には日本が真っ先に国家承認を表明した一方で、94年には南アジアで初めて日本の安保理常任理事国入りを支持してくれています。この国はアジア最貧国と言われ、国民一人あたりの一日の可処分所得が1ドル以下という困窮に置かれています。にもかかわらず、東日本大震災では「恩返し」ということで、なんと200万ドルもの義援金を贈ってくれました。なんだか涙が出ますね。
【ブータン王国】
国民総幸福量を重視することが有名な親日国です。ODA支援もそうですが、1960年代に西岡京治という農業技術者がブータンの農業改革をしたことが有名だそうです。2011年に結婚したばかりのジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王が来日され、国会で名演説をされました。一部掲載します。
(ニコニコニュース2011年11月17日記事より引用)
「世界は日本から大きな恩恵を受けるであろうということです。卓越性や技術革新が何たるかを体現する日本。偉大な決断と業績を成し遂げつつも、静かな尊厳と謙虚さとを兼ね備えた日本国民。他の国々の模範となるこの国から、世界は大きな恩恵を受けるでしょう。日本がアジアと世界を導き、また世界情勢における日本の存在が、日本国民の偉大な業績と歴史を反映するにつけ、ブータンは皆様を応援し支持してまいります。ブータンは国連安全保障理事会の議席拡大の必要性だけでなく、日本がそのなかで主導的な役割を果たさなければならないと確認しております。日本はブータンの全面的な約束と支持を得ております。」
(引用ここまで)
実際に、国際機関におけるあらゆる議決において日本を支持している国です。近年は、中国に国土を侵害されるなど対立が強まっており、日本との連携を求めています。
【スリランカ民主社会主義共和国】
紅茶とカレーの国のイメージでしたが、愚かでした。日本へ多数の角膜提供をしてくれる国だそうです。大親日家だったジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ元大統領のエピソードを読んで泣きました。彼のサンフランシスコ講和会議における、ブッダの言葉を引用した演説の一部を、スリランカ在住のFrom Lankaさんのサイトより引用させて頂きます。
(+From Lanka+より引用)
「戦争は戦争として、終わった。もう過去のことである。我々は仏教徒である。やられたらやり返す、憎しみを憎しみで返すだけでは、いつまでたっても戦争は終わらない。憎しみで返せば、憎しみが日本側に生まれ、新たな憎しみの戦いになって戦争が起きる。戦争は憎しみとして返すのではなく、優しさ、慈愛で返せば平和になり、戦争が止んで、元の平和になる。戦争は過去の歴史である。もう憎しみは忘れて、慈愛で返していこう。」
(引用ここまで)
上記サイトを是非ともご覧ください。日本人なら知っておくべきことだと思いました。
【モルディブ共和国】
日本人観光客が多いこともありますが、海に沈みそうな海抜の諸島国家であり、京都議定書を牽引したことが親日感情をかなり高めたそうです。東日本大震災への援助として特産のツナ缶を60万個贈ってくれましたが、その缶詰工場は日本の支援で建設されています。また、2004年のスマトラ沖大地震による津波ではODAによって建設された護岸が被害を最小限にし、非常に感謝されていたそうです。外務省のサイトより引用します。
(大津波からモルディブの首都住民を守った日本の防波堤より引用)
日本政府の支援で建設された護岸が、今回の大津波からマレ島を守り、同島における被害を最低限に食い止めたことについては、国内各メディアもとりあげており、「日本のおかげで助かった」、「日本が作ってくれたあの壁がなかったら今頃マレはもうない」等地元住民の感謝の声を伝えている。
(引用ここまで)
東南アジア地域と同じく、半分は親日で半分はどちらでもないという構図が見えてきました。ちなみに、必ずしも親日とは言えない国の実情は次のようなものです。
【インド共和国】
カレーとヒンドゥー教が有名ですが、経済面でも安全保障面でも急速に力を増しています。国土も民族も宗教も多様なので一概に決めるのは難しそうですが、親日ではありません。ただ、最近は隣国パキスタンとの対立だけでなく、反中意識も高まっていますね。そういった側面で日本との歩み寄りが加速していることは事実なようです。個人的には、インドネシアと並び最も関係を強化すべきだと思っています。
【パキスタン・イスラム共和国】
インドとアフガンに挟まれたイスラム教国で、危険地帯という印象が強いですね。反米・反印ですので、政治面で仲良くするのは困難なように思います。国民には親日家が多いという情報もありますが、親日国とまでは言えないと思います。
【ネパール連邦民主共和国】
チベット仏教のイメージが強いですが実際はヒンドゥー教徒が多数派です。ヒマラヤのイメージの通り、閉ざされた山岳地での経済発展は厳しく、貧しい農業国です。ヒマラヤに日本人観光客が多かったり、また日本で働くネパール人が意外にも多かったりするので、英語だけでなく日本語の教育も盛んだそうです。それでも特別親日というわけではないようです。
以上ですが、前回と今回、調べていて特に感じるのは、アジアの親日家には欧米列強と戦ったことを根強く讃えてくれる人が本当に多いですね。また、ホンダ製バイクと電化製品を評価してくれる人も多いです。文明の利器が生活水準を向上したということは、私たちが考えている以上に好感度を高めているようです。
ただし、日本人に好意的に接してくれる人の中には、「見た目が近い中韓に比べれば・・・」という前置きが入っているケースも多々感じられました。もうこの傾向は世界的トレンドになりつつありますね。
さて、本当に中国はあらゆる周辺国に災厄をもたらしているという印象ですが、それに対抗する上で日本がとても重視されていることがよくわかりました。それに応えるのは簡単なことではありませんが、もしも貢献できれば、アジアの真のリーダーとして認めてもらえる日も現実味を帯びてきますね。
今回もちょっと長文でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。書いていてかなり楽しいので、次回は東南アジアより少し東のオセアニア地域を取り上げたいと思います。そして最終的には、東アジアにおける中国・韓国・北朝鮮以外の地域にも光を当てていければと思っておりますが、ご興味があればまた読んでください。
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親日国よせ集め(オセアニア地域)に続く