僕の好きな小説家「夏目漱石」
僕は夏目漱石の全集を持っている。昭和初期に発行されたもので、とても古いのだが、どうですどうです、昭和3年印刷です、もう90年くらい前のものです。とても大切にしていたものか、きちんとした形で残っている。最初はあまり興味を持たなかったけど・・・・・・・高校時代、図書館の女性文芸委員(みんなの憧れの人だった名前も覚えている「千愛○さん??だったか??」) から、夏目漱石の「こころ」を読みなさいといわれて、「漱石の全集ならうちにあるよ」・・・・と答えたのが興味を持ち始めたキッカケだった。それからは、「こころ」をはじめ、漱石の本を読みあさり、その評論を話に図書館に通った7~8才年上の人だったけど、食事を食べさせてもらったりするようにもなった。 彼女が交通事故で病院に入院したとき、花を持って見舞いにも行ったけど、退院の時、手伝おうと、病院に行った時・・・彼氏みたいな男が現れて、あの人に馴れ馴れしく話をしている猛烈に嫉妬心を感じたあの時。それ以来、あの人には会いにいってない・・・・・・その後、優しい心配の手紙ももらったけど意地をはって行かなかった・・・・・・遠い、古い昔の思い出話が横道にそれたけど「こころ」いう小説、読んだ人も多いと思うけど『こゝろ』(こころ)は、漱石の代表作となる長編小説。友情と恋愛の板ばさみになりながらも結局は友人から恋人を奪ったために罪悪感に苛まれた、遺書を通してあの時代(明治)の人の愛と苦しみを描いている。 僕もあの人を奪いたかったけど、そんな風にはいかなかった・・・・・そんな思い出がある。次に好きなのは「草枕」草枕(くさまくら)は1906年に発表されたもので。 親戚のいる熊本が舞台になっている。「山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。」という一文に始まるが、この一説でいつも思い浮かべる阿蘇の風景がある、そこは、阿蘇山の中腹にある米塚。僕はここが大好きで何故かここを思い浮かべます。この一文に続く有名な一節があるんです。「智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。」と小説の冒頭部分が続くんですよね。漱石は、「坊ちゃん」や「我輩は猫である」という小説が有名だけど、愛媛県松山市にある「坊ちゃん列車」「坊ちゃん」では、同僚の教師「うらなり」の転勤先の宮崎県の延岡のことを、山猿がすんでいるようなすごい田舎という表現がしてあるような九州人にとってはちょっと反発するようなところもあった(そのころはホントにそうだったんだろうけどね)。今の延岡だよ(旭化成の企業城下町・・・ホントに城下町で延岡藩7万石)漱石は英国で「文学論」という本を英語で書いている、これはもう読んでも、ちんぷんかんぷんであるあの人の頭の構造は理解できない・・・・・と、本を読んでて時々そう想うことがある。 みなさんは夏目漱石・・・・・好きですか?