スペインリーガー山下裕生オフィシャルブログ -118ページ目

重圧


Hola


ようやく膝のサポーターを外してトレーニング、試合が出来るようになり調子が上向いてきた今週。



アンドラは土曜にアウェーでリーグ2位のマンサナレスと対戦。

プッチェルダは日曜にホームで最下位のセウと対戦、というわけでまたプッチェルダに出向することになりました。



さて、まずは土曜のことを少し。

この日は僕の住んでいる地区の体育館で、2週間ほど前にアンドラのチームを辞めてしまったジョナが加入した「サンジュリア」というプッチェルダと同じカテゴリーのチームが試合ということで、タリン(プッチェルダ監督)と一緒に観戦に行きました。


試合内容は点を取って取られてと白熱、最終的にジョナの残り3秒のゴールで6-5の勝利。


プッチェルダと順位を争っているサンジュリアは前半戦での僕のプレーを覚えている選手やサポーターが多く、ホルヘというベテランのプレーヤーともよく話す関係なのでライバルとはいえ勝利は嬉しいもの。

試合後はチームスポンサーの1つのバーでジョナ、ホルヘと飲みつつ試合のことやアンドラの様子を話しました。



その中で嬉しかったのが「ユーキを使わないなんて、デラ(アンドラ監督)はおかしい!点も取ってるしトレーニングでも良いプレーをしてる。膝のことを差し引いても試すこともしないなんてあいつはアホだ!」というジョナの言葉。


辞めた身としてはやはり文句はいろいろあるらしく、デラが来た最初の2年は自分も全く使われなかった、あいつは戦術は知ってるが選手を見る目はない、だの愚痴のオンパレード。


さらにホルヘも「来年はユーキがサンジュリアに来ればいいんだ!俺たちとプレーした方が絶対お前にとっても良いはずだ!」とタリンの目の前で勧誘を開始(^^;)


とりあえず保留にしておきましたが、やっぱり選手としてベテランの言葉は大きな自信になるもの、とりあえずこのまま成長していけばいいかな、という感想。


その後リーグ速報でアンドラは4-6で負けたのを確認し、ジョナが「やっぱりユーキを(以下略)」

…結局決めるのは監督なので仕方ないよ、となだめておきました。



そして日曜、セウは最下位とはいえ前半戦にドン引きのDFで苦しめられた相手、さらにトニが前節の負傷により欠場。

自分に勝利がかかっている、というプレッシャーもあり、苦戦することを予想していました。


試合は開始3分、交代して入った最初の僕のボールタッチ、ファーへのパスを味方が押し込んで先制、さらに奪ったボールを裏へパス、それを味方がGKとの2対1を確実に決め2-0。


そこから1点を返されるも、CKから追加点、良い流れで前半を終えました。

が、トニの欠場、タリンのPIVOでずっと中央に張ってくれ、という要求にフラストレーションが溜まり自分としては気分は最悪、タリンに説得され納得はしないでも自分のやりたいプレー、考え方を伝えなんとかモチベーションを保ち後半へ。


後半は頭から出て5分、自陣での相手のキックインのときに味方が2人も交代しに行くという初歩的なミスで失点、しかしすぐにCKから得点し4-2、さらにカウンターから2点追加し6-2、今日はやたらファー詰めに皆走っていくなー、とほぼ勝利も決まりそんなことを思っていると。


ラスト2分の時に相手のキックインを妨害したとして味方にイエローカード、さらにそいつが審判に猛抗議をして2枚目をもらい退場という最後の最後にやってくれました・・・。


相手もこのチャンスを逃す気はなくGKを上げてパワープレーを開始、5対3というトレーニングでもまずやらない状況に。


しかしこちらの必死のDFもあり、相手は得点するどころか僕にロングシュートを2本(1本はポスト)も打たせるなど良いところはなく、結局そのまま試合終了。


やたら疲れたと思ったら後半は交代していないのをシャワーを浴びているときに言われ、なるほど道理で最後のシュートが思ったところに飛ばなかったはずだ、としみじみ思い返していました。



そんな感じでゴールは奪えずも1アシストに後半フル出場というある程度の結果は出したのでそろそろアンドラの方でプレーしたいところですが・・・どうなることやら。


とりあえず調子は上向き、勝利の重圧も跳ね除け、あとはデラ次第なのでまずはしっかり休んでまた月曜からトレーニング頑張ります。



それではまた。



Chao

miedo en ataque


Hola

今日は午前トレーニングのみで午後はお休みなので、とんでもなく走らされました…( ;´Д`)

散々スプリント系をやり、最後にこちらではlínea(リネア)と呼ばれるシャトルラン…オールコートでペナルティ、第二PK、センターサークルの手前、ハーフ、そしてオールコートなので反対のコートの同じラインまで一回一回ゴールラインまで戻る…。

終わった時はゾンビが大量に笑

まあそれはともかく、週末の試合の報告を。


まずはアンドラはホームで首位のグラナダと対戦、勝てばプレーオフ圏内ほぼ確定という重要な試合でした。

今回も残念ながらベンチ外、というのも膝のサポーターを外せないとベンチには入れない、と監督に言われたため。

というわけで結果から言ってしまうと2-3で敗戦。
やはり首位、シュートや個々の能力の差は大きく内容はほぼ防戦一方だったものの、カウンターとパワープレーで対抗。
ファー詰めを外したりポストに嫌われなければ…といった試合でした。


そして日曜はプッチェルダに出向、こちらはアウェーでAlcarrasと対戦。

photo:01



一つ下の順位のチームが前日に負けたため、ここで勝って引き離しておきたかったのですが…。

前半は相手のGKが前に出過ぎなのを見てトニがロングシュート、そんなgolazo(ゴラッソ•••素晴らしいゴール)があり、僕もサイドで股抜きから左下隅へのシュートでファルカンのような得点で2-4でハーフタイム。

後半は相手が頭からパワープレーを仕掛けてくるも、更に僕のゴールで3-5。

あとはパワープレーをさせないように奪ったらボールを保持していこうとしていたんですが…ここでトニにアクシデントが発生、相手に足の指を蹴られたらしく目に見えて調子が落ち。

奪っても奪ってもポンポン裏にけってしまいDFの疲労が溜まり、ラスト1分で5-5の引き分けに。

そこでこちらがパワープレーを始めるも決められず、結局勝ち点1を分け合う結果となってしまいました…(´・_・`)


試合後は監督と、もっと落ち着いてパスを回せば疲労も抑えれた、DFの形を変えた方がやりやすかった、など話し合っていると、監督が「後半は miedo en ataque(ミエド エン アタッケ)だった」と。

意味は、自分たちは勝っているからあとはDFだけでいいと攻撃を考えなくなってしまっていた、とのこと。

そんなん分かってたわ、だからそうやろうとしてたんじゃい!とツッコんでおきました(⌒-⌒; )


そんな感じであまり良くない週末でしたが、次に向けてもう切り替えてしっかりトレーニングしようと思います。(今日はもうダメ!笑)


それではまた。

Chao


アウェーの洗礼?というか…


Hola

今日はトニと一緒にプッチェルダの試合に出向、La Pinedaというバルセロナから南西に行った町でプレーしました。

およそ3時間半の車移動、さらにピッチはゴムというあまり良いイメージの湧かない体育館でした。


さて、試合は前半トニが相手のミスのこぼれ球を拾い先制、良い流れで進んでいたのですが…

アウェーの洗礼なのか、はたまた審判のレベルが低いのか、ちょっとした競り合いやDFで上手く身体を入れてカットをしてもファールの笛が(^_^;)

そうやって流れが相手に傾いていったところでCKでGKのキャッチミスから失点し同点に。

さらに不可解な第2PK(これはポストに)、相手が自分のペナルティエリアで誰の目から見てもわかるハンドをしても吹かず、もはや審判がいる意味がないも同然( ̄ー ̄)

後半も審判は絶好調、自分たちへのファールは取らず相手の大げさな演技に笛を吹くという徹底ぶり笑

GKを上げパワープレーを開始し、監督はひたすら「中央にいろ!」と指示をしてくるんですが、パスコースは切られてるわ、トニはガムシャラになってシュートを俺に打ってくるわで踏んだり蹴ったり…(;_;)

それでもラスト1分に俺を囮にファーへ流したパスを味方が決めて1-2となる逆転ゴール!

そのまま守りきり試合終了、なんとか勝ち点3を取ることが出来ました!

自分のゴールがなかったのは残念ですが、チームを助ける動きはとても良かったらしいのでまあ次に期待して(^_^;)


さらに試合後はアンドラの方も勝利した、と連絡があり一安心。

これでプレーオフも現実味を帯びてきたので、気を引き締めて月曜からのトレーニングに取り組みたいと思います。

おまけで試合の帰りに寄ったPAで。

photo:01



監督は変なことやらせるのが好きです笑

それではまた。

Chao