今回は、エラリー・クイーンについて書きたいと思います。
エラリー・クイーンといえば、私の中ではなんと言っても『エジプト十字架の謎』です。世の中的には、X〜Zの悲劇が有名なのかもしれません。
『エジプト十字架の謎』は、物語の最後の方に差し掛かった段階で、気持ち良く真相が見えてくるところがとても好きです。真相が見えてくると言っても、エラリー・クイーンが最後に解き明かしてくれるほど細部まではわからないのですが、あ、アイツだ!くらいまではわかるのです。
初めて読んだ際は、それがすごく爽快で楽しかった記憶があります。
他の作品も、面白いですが、短編が結構好きでした。ニッキーだっけ・・・エラリーの助手が登場して、話としても軽いものが多くて、すごく読みやすいです。
シリーズを通して、クイーン警視が一番好きです。小鳥のような・・・と形容されることが多いのですが、小さくて気難しいおじいさんという印象で、息子(エラリー)を溺愛している感じに、とてもほっこりさせられます。
名前忘れましたが、部長刑事も好きです。
もう一人の探偵、ドルリー・レーンも好きですが、シリーズが進むにつれ、どんどんお年を召していってしまうのが悲しかったです。
推理小説は読んでは忘れを繰り返しているので、今一度、エラリー・クイーンも読んでいきたいと思います。
まだ読まれたことのない方は、短編から読まれることをお勧めいたします。
それでは、また。