そんなに好きじゃなかったんじゃん。やっぱり。そう思ってしまう。まあ別にいいんだけど。

 

付き合っているのかうやむやにしてラインをブロックした女の人に電話で謝った。やっぱりよくなかったと思い返した。このまま正直に自分の気持ちを伝えなかったら、また同じことの繰り返しだと思った。

 

自分と過ごす時間なんて、所詮ホストとアフターを過ごすみたいな感覚だったんだ。そんなに安っぽい人間だと思われていたんだ。でも自分が悪いのだ。自分が彼女にそういう扱いをしたから、当然のごとくその報いが来たのだ。「人を物みたいに扱うお前に愛される資格がない」ということなのだ。

 

「付き合っているのかうやむやにしてしまってごめん。」と言ったら、何一つ不満を言わずににすんなりと受け入れ、「ラインも消すの?」と一言言った。そんな人だと思われていたことに悲しくなった。いやそんな人なのだ。いつも同じことの繰り返し。

 

でも、わがままなことを言うけれどやっぱり彼女には魅力を感じない。僕に対して酷い人間だなの一言あってもいいはずなのに。どこかで、自分のことを嫌いになっていてほしかったのかもしれない。それもわがままな話だが。その方が人として見てくれていたんだ、と思える。こんなに誠意の無い人間は嫌われることでつじつまが合う。しかし、折り返し電話をかけてきた彼女は相変わらず猫なで声で話しかけてきた。そんなの良くない。僕のことなんて何も見ていなかったんだとやっぱり思った。ちゃんと愛想をつかしてくれる人のほうが良い。

 

彼女は男に対して見る目がないのだ。なんというか誠意があるかどうか、責任感があるかという視点が抜け落ちている。だから彼女に好意を持たれてもそこまでうれしくない。申し訳ないけど、だらしなくて不誠実な男と付き合ってきたのがよくわかる。彼女と一緒に過ごしても自分自身に価値を感じられない。はあ、自分ってなんてわがままなのだろうか。

 

まあいいや。好きじゃないとか言ったけれど、結局もっと若くて美味しそうだったら話は変わってくるだろうし。ましてやまともに恋愛をできるような精神状態ではないのだ。精神状態が悪いまま恋愛をしてもロクなことがない。